ウォーターサーバーが無料のからくりって?料金の仕組みや実際に必要な費用、契約後に後悔しないための注意点などを解説!

「ウォーターサーバーが無料!」という文言を見たことがある方もいるでしょう。
しかしこれは完全に無料という意味ではなく、基本的に「サーバーレンタル代が無料」というからくりがあります。

実際に契約するとさまざまな項目の費用が発生するため、無料のからくりを把握しておき、使いはじめてから後悔しないようにしましょう!

【著者】ますだえいじ

水のスペシャリスト「アクアソムリエ」として、「水ナビ(当サイト)」の総編集長とライターをつとめる。2019年よりウォーターサーバー比較サイト「水ナビ」を制作・運営。2023年現在、「水ナビ」は月3万人が訪問するサイトとなり、過去1,000人以上のウォーターサーバー選びをサポートしている。※アクアソムリエは、日本アクアソムリエ協会の認定資格です。著者の所有資格について、詳細はこちらをご覧ください。またこちらからアクアソムリエ協会のプロフィールもご覧になれます。

当サイトでは水の専門家「アクアソムリエ」が、実際に35機種以上のサーバーを利用し、徹底比較した結果を、本当におすすめのウォーターサーバーランキングとしてまとめています。「無料のからくり」が理解できた際には、ぜひこちらもご覧ください。

またレンタル無料のウォーターサーバーをまとめた記事もあるので、具体的なサーバー紹介が見たい方はこちらもあわせてチェックしてみてください。

ウォーターサーバーが無料のからくりの正体は「サーバーレンタル代が無料」ということがほとんど!

結論から言えば「ウォーターサーバー無料」を謳っている場合は、基本的に「毎月のサーバーレンタル代が無料」というケースがほとんどです。

あくまでも機器本体のサーバー代が無料なのであり、(メーカーごとで異なりますが)水代やメンテナンス代、電気代などは毎月発生します。メーカー側は、水代やメンテナンス代、初期費用、解約金などで一定収入を得ているため、サーバーレンタル代を無料にできるのです。

こうした事情があるため、「ウォーターサーバーが無料!」という宣伝を見かけても、安易に飛びついて契約しないよう気を付けましょう。

サーバーレンタル代無料を掲げるのは基本的に「水ボトル宅配型」

ただし、すべてのウォーターサーバーがレンタル代無料を押し出しているわけではありません。

前提として、ウォーターサーバーには以下の2種類があります。

ウォーターサーバーの種類概要
水ボトル宅配型水ボトルを補充して使うタイプのウォーターサーバーのこと。「12Lボトル×2本」といった形で定期的に水ボトルが配送されてくる。一般的に「ウォーターサーバー」というと、水ボトル宅配型を指すことが多い。
水道水浄水型水道水の浄水機能を持つウォーターサーバーのこと。水道水浄水型は、さらに以下の2タイプに分けられる。
・水道直結タイプ:水道管とウォーターサーバーを直接つなげて使う。導入工事や初期費用はかかるが、蛇口を捻るだけで濾過された水を使えるため手軽。
・水道水補充タイプ:自分で水道水を補充して使う。補充の手間はかかるが、初期工事は不要であり水ボトルより手軽に補充できる。

サーバーレンタル代無料を掲げているのは、基本的に「水ボトル宅配型」です。水ボトル宅配型は、毎月の水代によって利益を生み出しています。そのため「サーバーレンタル代無料」という引きの強い文言を使って集客できるのです。

ただし、中には「毎月◯本以上注文しなければならない」という注文ノルマを設定しているメーカーもあります。ウォーターサーバー無料という言葉に惹かれて契約した結果、「自宅で使いきれない量の水ボトルを注文することになった」とならないよう注意しましょう。

一方の水道水浄水型は、水道水を使うためメーカーに水代を支払う必要がありません。その代わり、毎月一定の「サーバーレンタル代」を支払います。水道水浄水型では水道水を使うため、どれだけ水の消費量が増えても、毎月のサーバーレンタル代は変わりません。もちろん水道代は多少変動します。とはいえ、水道水自体は「約0.24円/L」ほどであるため、大量に使ってもトータルの料金はほとんど変わらないでしょう。

なぜ「ウォーターサーバー無料は怪しい」と思われるの?

このような「ウォーターサーバーが無料!」という文言を押し出したキャッチセールスや勧誘には要注意です。実際には初期費用や毎月の水代など、さまざまなコストが発生するにも関わらず、以下のように強引に契約させるパターンもあります。

  • 商業施設などで「無料部分」ばかりをアピールして契約を迫るケースが多い
  • 具体的な契約内容を説明しないことがある

商業施設などで「無料部分」ばかりをアピールして契約を迫るケースが多いから

ウォーターサーバーは、自社サイト上だけでなくイベント会場やスーパー、ショッピングモール、家電量販店などの商業施設・催事場で販売する機会も多いです。

こうした商業施設や催事場で販売しているウォーターサーバーは、「無料」という部分を誇張して宣伝し、その場で契約させることがあります。場合によっては、解約金や毎月の注文ノルマなどの重要情報を意図的に隠すこともあるでしょう。

もちろんすべての販売員が強引な契約をするわけではありません。しかし、商業施設などで販売している代理店には売上ノルマが課されているため、目標達成のために無料部分ばかり押し出して契約を迫るケースもあるのです。

とくにその場での契約となると、消費者もじっくり他社と比較・検討できないため、トラブルの原因になります。

具体的な契約内容を説明しないことがあるから

上記で触れたように、実際にはサーバーレンタル代以外の費用が発生するにも関わらず、具体的な内容を説明せず営業するケースもあります。「サーバーレンタル代が無料なのは今だけ」など、無料のメリットだけに目を向けて契約してしまうと、あとからトラブルに発展するかもしれません。

実際に消費者庁には、ウォーターサーバーの契約に関するトラブルの相談が寄せられています。

ショッピングモールで、「1カ月は無料。その後も500円程度でおいしい水が飲める」と勧誘され、ウォーターサーバーのレンタルと2カ月に1回の水の定期宅配契約をした。自宅にサーバーと水が届いたが、設置方法が分からず、自分で管理出来ないと思った。その日のうちに電話で解約を申し出たところ1万6千円の高額な解約料を請求された。解約料が発生するという説明は聞いていない。

引用元:国民生活センター | ショッピングモールで勧誘されたウォーターサーバー

スマホの機種変更のため、家電量販店内の携帯ショップに出向いた。スマホの話が終わると担当者が代わり、ウォーターサーバーの無料レンタルとミネラルウォーター(月額約3千円)の契約を勧められ、了承してしまった。担当者が私のスマホから申し込み手続きをし、契約書は渡されていない。2カ月間利用したがやはり必要ないので解約したいと思い、事業者に連絡すると、解約料が1万円を超えると知って驚いた。解約料の説明はなかった。

引用元:国民生活センター | 契約内容をよく確認して ウォーターサーバーのレンタル契約

このように無料という言葉に惹かれて契約した結果、「解約金の説明がなかった」というケースはよくあります。

ウォーターサーバー自体は、毎日飲む水を美味しくしたり料理に使えたりする素晴らしい製品です。しかし、販売者の中にはさまざまな手で強引に契約しようとする人もいるため、契約前に解約条件や具体的な毎月の金額などを詳細にチェックしましょう。

「ウォーターサーバーのレンタル料以外」で発生する具体的な料金は?

「無料」という言葉に惑わされて契約しないためにも、具体的にサーバーレンタル代以外で発生する項目を確認しましょう。メーカーにもよりますが、主に以下の6項目が発生します。

各項目の費用目安もまとめているので参考にしてください。

費用の項目費用目安
水代(水ボトルを「12L×2本/月」注文した場合)2,500〜5,000円程度
初期費用3,000〜14,000円程度
解約金5,000〜30,000円程度
電気代300〜1,500円程度
メンテナンス代大半は0円だが500〜10,000円程度かかる場合もある
配送料金大半は0円だがエリアによって発生する

水代(水ボトルを「12L×2本/月」注文した場合)

水代の費用目安は「2,500〜5,000円程度」です。

ウォーターサーバーの水ボトル代自体は、1本あたり「1,500〜2,500円程度」です。しかし多くのメーカーが「12Lボトル×2本から注文可能」というように複数本の注文を前提としているため、毎月のトータルの水代は「2,500〜5,000円程度」となります。

ウォーターサーバーでは水代が必ず発生するため、「ウォーターサーバー無料」の言葉に惑わされないよう注意しましょう。

水代が比較的安価なウォーターサーバーとして「シンプルウォーター」が挙げられます。

シンプルウォーター

エコパック

画像引用:シンプルウォーター公式サイト

参考月額

2,187円〜(税込)

シンプルウォーターは、「6L×3本セット」を2,187円〜(税込)で注文できます。1セットであれば、どのプランも2,000円代で注文できるのは魅力です。

初期費用

初期費用の目安は「3,000〜14,000円程度」です。現在は多くのメーカーが初期費用無料としていますが、一部で設定されているため必ず契約前にチェックしましょう。初期費用が設定されている場合も、多くは3,000円程度で済みますが、一部20,000円近くかかることもあります。

初期費用なしの代表的なウォーターサーバーとしては「アクアクララ」が挙げられます。

アクアクララ

画像はアクアウィズ

参考月額

2,187円〜(税込)

床置き型と卓上型から選べるため、自宅のスペースに合わせて設置可能です。また、グッドデザイン賞を受賞した「アクアファブ」や、コーヒーマシンと一体化した「アクアウィズ」などもあるため、自分の好みに合わせて選びやすいでしょう。

解約金

解約金の目安は「5,000〜30,000円程度」です。

ウォーターサーバーの解約金は、発生条件がメーカーによって異なるため事前にチェックしておきましょう。例えば「LOHASUI」は、3年未満の解約で9,900円(税込)の解約金が発生します。一方で「ピュアハワイアンウォーター」は、2年以内:14,300円/2年以上3年以内:5,500円/3年以上:0円(税込)というように、解約のタイミングで変動します。

メーカーによっては、公式サイトに具体的な解約金が書かれていない、あるいはわかりにくい部分に記載されているため、入念にチェックしましょう。料金プランページに小さな文字で書かれていたり、「よくある質問」のページに記載されていたりすることが多いです。

現状ではほとんどのウォーターサーバーに解約金が設定されており、発生しないプランがあるのは「クリクラ」のみです。

クリクラ

画像はクリクラサーバー

参考月額

3,180円(税込)

そのため、最低契約期間が短いウォーターサーバーを使うとよいでしょう。最低契約期間が短いウォーターサーバーとしては「アクアクララ」が挙げられます。アクアクララは最低契約期間が1年の機種もあり、解約金は6,600円〜(税込)です。

このようにウォーターサーバーの契約では、解約金が発生することがほとんどです。とはいえ、できれば余計な支出は抑えたいですよね。ウォーターサーバーを違約金なしにする方法!解約前に知っておくべき知識」では、なるべく解約金の負担を押さえる方法について解説しているため、ぜひ参考にしてください!

電気代

電気代の目安は「300〜1,500円程度」です。

ウォーターサーバーは基本的に24時間稼働するため、電気代を0円にはできません。その中で電気代を抑えたい方は、電気代節約機能を搭載したウォーターサーバーを使いましょう。例えば「フレシャス」には、エコモードが搭載されており、通常時より最大30%ほど電気代を節約できます。

フレシャス

画像はフレシャスdewo

参考月額

4,104円~(税込)

メンテナンス代

メンテナンス代は、ほとんどのメーカーが無料に設定しています。厳密には水代などに含まれることが多いです。かかるとしたら「500〜10,000円程度」です。

無料といっても、多くのメーカーが本体を清潔に保つために「定期的に交換用カートリッジを送ってくれる」などで対応しているため安心してください。例えば、水道水浄水型になりますが「クリクラputio」の場合、半年に1回送られてくるカートリッジを交換すればOKです。

クリクラputio

クリクラputio

参考月額

2,680円~(税込)

以下のように簡単に取り外して交換できます。

ほとんどのウォーターサーバーが上記のように簡単に取り外しできるため安心です。

配送料金

配送料金は多くのメーカーが無料に設定していますが、エリアによっては発生します。例えば「アルピナウォーター」は、関東エリアへの配送は無料です。しかし、関東エリア以外の本州は「385円/箱」、九州・四国は「660円/箱」の配送料が発生します。

アルピナウォーター

アルピナウォーター

参考月額

2,484円(税込)

「無料」の言葉に惑わされないために!契約前に確認すべき注意点は?

ウォーターサーバーを販売する際は、「無料」という部分を誇張して解約金や具体的な毎月のコストなど、重要な情報を隠そうとする人がいるのも事実です。

そうした販売員に惑わされないよう、ウォーターサーバーの契約前は以下の点に注意しましょう!

  • 「どの項目が無料で・どの項目が有料か?」を細かくチェックする
  • 毎月の注文ノルマがあるかを確認する
  • 最低契約期間を確認する
  • 機種によってレンタル代が発生するケースがある
  • 商業施設や飛び込み営業など「その場での契約」を避ける

「どの項目が無料で・どの項目が有料か?」を細かくチェックする

まずは契約前に、具体的に「どの項目が無料で・どの項目が有料なのか?」を必ずチェックしておきましょう。ウォーターサーバーごとで、無料・有料の内容は異なります。

例えば「アクアクララ」の場合、基本的に月額料金内にサポート代(あんしんサポート料)として1,100円〜(税込)が含まれています。

一方で「プレミアムウォーター」の場合、無料の本体交換や24時間対応のトラブルサポートなどが含まれるプレミアム安心サポートは、別途で月額682(税込)が必要です。

こうした費用の内訳を確認しなければ、契約後に「サポートがオプションと知らなかった」「別途でメンテナンス料金が発生するとは聞いてない」というように、思わぬ出費が発生しかねません。毎月のコストが想定通りになるよう、必ず料金の内訳を確認しましょう。

毎月の注文ノルマがあるかを確認する

ウォーターサーバーの中には、毎月の「注文ノルマ」を設けている製品もあるため注意しましょう。

注文ノルマとは、毎月の最低注文本数のことです。この注文ノルマがあると、「毎月の消費量は20Lくらいだが注文ノルマは24L」といったことも起きやすく、使わない水が自宅に溜まる原因になります。水ボトルは1本12L前後と大きいものが多いため、溜まると自宅のスペースをとってしまうでしょう。中には「最低注文本数より少ない水ボトルを注文する場合は追加料金」というパターンもあるため、必ず毎月の注文ノルマを確認しましょう。

また、注文ノルマの表現は、各社で遠回しに明記されることもあるため要注意です。例えば「クリクラ」は、公式サイトでは注文ノルマなしを掲げています。しかし、3ヶ月の利用本数が6本未満の場合、サーバーレンタル料として「月額1,100円(税込)」が必要なため、実質的な注文ノルマといえるかもしれません。

注文ノルマなしのウォーターサーバーとしては「フレシャス」が挙げられます。フレシャスは定期配送の形式を採用しており、「1週間・2週間・3週間・4週間」から好きなサイクルを選んで注文できます。水が余ったり旅行などでしばらく飲まなかったりする場合は、「配送スキップ」による定期配送の一時ストップも可能です。

最低契約期間を確認する

多くのウォーターサーバーには、最低契約期間が設けられています。「最低契約期間未満で解約すると解約金が発生する」というパターンがほとんどであり、消費者庁に寄せられる相談内容も解約金に関するものが多いため、必ず契約前にチェックしましょう。

最低契約期間および解約金額は製品ごとでさまざまです。タイミングに関わらず一定の解約金が発生する製品もあれば、「2年以内で◯円・2年以上3年以内で×円・3年以上で◻️円」というように、解約タイミングごとで金額が変動するものもあります。

基本的には使用年数が長いほど解約金が安くなったり0円になったりするため、必ず契約前に「自分がどれくらいウォーターサーバーを使いそうか?」を考え、それに見合った解約金を設定している製品を選びましょう。

機種によってレンタル代が発生するケースがある

同じメーカーのウォーターサーバーでも「機種が違うとサーバーレンタル代が発生する」というケースがあります。

例えば「うるのん」は、スタイリッシュサーバーとスタンダードサーバーはサーバーレンタル代が無料です。一方で3年プランとGrandeは、サーバーレンタル代として330円(税込)がかかります。

商業施設や飛び込み営業など「その場での契約」を避ける

無料のからくりに惑わされないためには、商業施設やイベント、飛び込み営業などで勧誘された際に「その場ですぐ契約しないこと」が重要です。

商業施設や飛び込み営業などでは、販売担当者に短期的なノルマが課されているため、なんとかその場で契約するよう迫るケースが多いです。

しかし上記で解説したように、ウォーターサーバー契約前には「解約金の有無」「注文ノルマの有無」など複数の確認事項があります。その他にも、コーヒーメーカーと一体化した製品やインテリアとして使えるウォーターサーバーなど、メーカーごとにさまざまな機種を販売しています。

こうした機種同士を比較・検討せずにその場で契約してしまうと、「もっと自分好みのデザインの機種があった」「解約金が安いメーカーがあった」と後悔する原因になります。

そのため、その場で契約はせず、資料やインターネットの情報をチェックしながら、じっくり比較・検討して決めましょう。

契約前にウォーターサーバーのメリット・デメリットも確認しておこう!

ここまでで、ウォーターサーバー無料のからくりがわかり「なんだか怪しい」という疑念が解消された方もいらっしゃるでしょう。

疑念が解消されて「一度ウォーターサーバーを使ってみたい!」となった場合は、導入後に後悔しないようメリット・デメリットも確認しておきましょう。

ウォーターサーバーを利用するメリット

  • すっきりとした美味しい水が飲める
  • 備蓄水として活用できる

ウォーターサーバーを利用するデメリット

  • ほとんどのメーカーには「注文ノルマ」がある
  • 重いボトル交換作業が必須

より具体的なメリット・デメリットの詳細については「ウォーターサーバーのメリット・デメリットって?わざわざ導入する理由をアンケート調査からまとめてみた!」でまとめています。実際にユーザーへアンケートした結果や選び方のポイントなども紹介しているため、ウォーターサーバーを導入する際の参考にしてください!

より自分にマッチしたウォーターサーバーを選ぶためのポイント

それでは、より自分にマッチしたウォーターサーバーを選ぶためのポイントも確認しておきましょう!

ウォーターサーバーを選ぶ際は、以下のように「自分のこだわりや導入の目的」を持っておくことが重要です。

  • 水道水を使う浄水型サーバーがいい
  • 一人暮らしで使いたい
  • 月額料金を安くおさえたい
  • 赤ちゃんがいても安心なものがいい
  • コンパクトな卓上サーバーがいい
  • デザイン性を重視したい
  • 温度設定ができるサーバーがいい
  • おいしい天然水が飲みたい

例えば「一人暮らしで使いたい」という目的があれば、コンパクトサイズの卓上型や床置き型が便利です。「デザイン性を重視したい」ということであれば、グッドデザイン賞受賞の製品やデザイナー監修の機種などを選ぶとよいでしょう。

より具体的なウォーターサーバーの選び方については「ウォーターサーバー人気おすすめ25社比較ランキング!口コミ多数掲載!アクアソムリエが宅配水の後悔しない選び方を解説」でまとめています。

実際のアンケート結果をもとに、ウォーターサーバー選びでの失敗についてもまとめているため、後悔しない製品選びをしたい方はぜひ参考にしてください!

「レンタル代無料」で選ぶならこれ!王道のオススメウォーターサーバーを紹介!

最後に、サーバーレンタル代無料のウォーターサーバーの中で、オススメの機種を3つ紹介します!代表的なウォーターサーバーを紹介しているので、迷ったらまずはこの3つから選ぶとよいでしょう。

①コスモウォーター

画像はSmartプラス Next ホワイト
費用の項目費用目安
水代(12L×2本/月の場合)4,104円(税込)
初期費用2,200円(税込)
解約金9,900円(税込)
電気代125円(税込)
メンテナンス代
配送料金0円(税込)

「コスモウォーター」は、ボトル下置き型が特徴のウォーターサーバーです。一般的なウォーターサーバーは本体上部に水ボトルを設置するため、消費量が多く頻繁に交換する方にとっては重労働でした。

しかしコスモウォーターは、以下のように本体下部に水ボトルを設置できるため、手軽に交換できます。

また、チャイルドロックを3段階で設置できるため、小さなお子様がいる家庭でも安心です。

3段階チャイルドロック

チャイルドロックフリー
レバーを押し込むだけで水を出せるモードです。
簡易チャイルドロック
ボタンを押しながらレバーを押し込むことで水が出せるモードです。
完全チャイルドロック
完全にロックされ、水が出ないモードです。
この状態でロックキーを引き抜くことができ、ロックキーを再度差し込むまで水を出すことができません。
※3段階チャイルドロックは「Smartプラスシリーズ」に搭載されています。ECOTTOには搭載されていません。

②プレミアムウォーター

画像はamadanaスタンダード
費用の項目費用目安
水代(12L×2本/月の場合)2,766円〜(税込)
初期費用3,300円〜(税込)
解約金10,000円〜(税込)
電気代630円(税込)
メンテナンス代2,255円〜(税込)
配送料金0円(税込)

「プレミアムウォーター」は、多彩な機種から選べる点が特徴のウォーターサーバーです。

まず「床置き型 or 卓上型」から選べるため、自宅のスペースに合わせて導入できます。また「amadanaグランデサーバー」のように独特のデザインの機種を選んで、インテリアとして導入するのもよいでしょう。

ただしプレミアムウォーターは、機種によってサーバーレンタル代が発生するため注意しましょう。サーバーレンタル代が発生するのは以下の機種です。

機種サーバーレンタル代
・プレミアムウォーターamadanaグランデサーバー(ずっとPREMIUMプラン)
・プレミアムウォーターamadanaグランデサーバー(基本プラン)
・プレミアムウォーターcado(ずっとPREMIUMプラン)
・プレミアムウォーターcado(基本プラン)
・プレミアムウォーターQuOL(ずっとPREMIUMプラン)
・プレミアムウォーターQuOL(基本プラン)
・プレミアムウォーターfamit(割賦式60ヶ月前)
1,100円(税込)
プレミアムウォーターcado(マムクラブ)550円(税込)

③ワンウェイウォーター

画像はsmart
費用の項目費用目安
水代(12L×2本/月の場合)2,700円〜(税込)
初期費用1,100円〜(税込)
解約金9,900円〜(税込)
電気代474円〜(税込)
メンテナンス代
配送料金0円(税込)

「ワンウェイウォーター」は、1本あたりの水ボトル代が業界最安値クラスのウォーターサーバーです。12Lボトル1本につき1,350円〜(税込)で注文できます。

プラスプレミアムでは注文ノルマが「3本以上/月」に設定されているため、毎月の水の消費量が多い家庭であれば、他のウォーターサーバーよりお得に利用できるでしょう。

上記の3つを含め、より詳しいサーバーレンタル代無料の機種については「【レンタル料無料】ウォーターサーバーランキング!無料だからお得とは限らない?」をご覧ください!

まとめ

インターネットだけでなく、商業施設や催事場などで販売されているウォーターサーバーの中には、「無料!」という言葉を強く押し出している製品もあります。しかし、実際のからくりは「サーバーレンタル代が無料」なのであり、すべてが無料ということがないため注意しましょう。

実際に契約する場合は、以下の6項目を中心に費用をしっかりチェックし、後悔しないようにすることが大切です。

  • 水代(水ボトルを「12L×2本/月」注文した場合)
  • 初期費用
  • 解約金
  • 電気代
  • メンテナンス代
  • 配送料金

【監修者】中倉大吾

株式会社スタークラフトの代表取締役社長を務めながら、水のスペシャリスト「アクアソムリエ」としても活動する。2013年5月からウォーターサーバーの比較メディアを運営開始。10年以上にわたってウォーターサーバー業界を見てきた豊富な知見を生かし、2019年にはより総合的でユーザーに寄り添ったウォーターサーバー比較サイトとして「水ナビ(当サイト)」を立ち上げる。また宅配水業界における正しい情報発信を推進するため、一般社団法人「日本宅配水&サーバー協会(JDSA)」の協賛会員に加盟。
※アクアソムリエは、日本アクアソムリエ協会の認定資格です。著者の所有資格について、詳細はこちらをご覧ください。またこちらからアクアソムリエ協会のプロフィールもご覧になれます。