ウォーターサーバーの維持費はいくら?人数別・月額費用比較!安いのはどれ?

「ウォーターサーバーの毎月のランニングコストはいくらかかるのか?」
「人数別の平均月額料金はいくらなのか?」

はじめてウォーターサーバーを導入する人にとって、毎月の維持費がどのぐらいかかるのかは分かりづらいですよね。

この記事では、ウォーターサーバーの維持費の内訳を解説していきます。
さらに、維持費の安いウォーターサーバーと、維持費を安く済ませるコツもご紹介します。あなたのウォーターサーバー選びの参考にしてください。

※このページはすべて税込表示です

ウォーターサーバーには【5つ】の維持費がかかる

ウォーターサーバーの維持費には、基本的に以下の5つの費用があります。

この中で、ほとんど必ず発生するのが水代と電気代です。
ちなみに、水道水を利用するタイプ、電力を使用するタイプのサーバーもありますが、その場合は機種本体代金がかかります。
メーカーや機種、住んでいる地域により発生するのが、サーバーレンタル料・メンテナンス料・配送料です。

もっともよくあるウォーターサーバーの維持費は「水代+レンタル料+電気代」のケースです。

1.水代

維持費の中で一番ウエイトを占めているのが水の料金です。そのため、水代を安く抑えることができれば、トータルのランニングコストも安く抑えられることになります。

また、水の種類には天然水RO水の2種類あり、それぞれ料金の相場は変わってきます。
天然水よりもRO水の方が安くなるため、維持費を安く抑えたいならRO水がおすすめです。

天然水とRO水の相場
天然水(12Lボトル)
1,800円程度
RO水(12Lボトル)
1,450円程度
天然水とRO水の違い

天然水
自然の採水地から採水された天然の水。採水地によって味やミネラルに違いがある。
水にこだわりがある人におすすめ。

RO水
RO膜フィルターによってろ過し、水分子以外のあらゆる不純物を取り除いた水。ミネラル成分も取り除かれた、硬度ほぼゼロの純水。
味を調えるため、後からミネラルを添加した水(デザインウォーター)もある。

水代が安ければいいとは限らない【注文ノルマに注意!】

水代が安いほど維持費が安く済みますが、単に「水代が安いサーバーを選べばいい」わけではないので注意してください。

ウォーターサーバー選びでは、自分に合った注文ノルマのメーカーを選ぶことが大切です。
注文ノルマとは「毎月最低でもこれくらいは水を注文してください」というメーカーとの約束のことです。

もし1ヶ月の注文数が注文ノルマを下回ると、手数料が発生することもあるため気を付けましょう。

注文ノルマはだいたい毎月24L程度がほとんどで、これは毎日800ml程度の想定消費スピードです。

ウォーターサーバー10社の水代と注文ノルマ一覧

ウォーターサーバー水代(12L換算)注文ノルマ
(1ヶ月※2)
コスモウォーター
2,052円24L
プレミアムウォーター
2,041円
※3年割適用時
24L
アクアクララ
1,404円
※2年割適用時
なし
クリクラ
1,590円24L
信濃湧水
約1,872円※115.2L
ワンウェイウォーター

※プラスプレミアム(RO水)の場合
1,350円36L
フレシャス

※サイフォンプラス(富士)の場合
2,078円※128.8L
アルピナウォーター
1,242円なし
ピュアハワイアンウォーター
2,352円※115.2L
キララ
2,056円※1
※3年割適用時
29L
※1…12Lのボトルがないタイプのため、12L換算の水料金を記載しています。実際の値段とは異なります。
※2…1ヶ月あたりに消費する必要がある水の量を記載。詳細は公式ページでご確認ください。

アクアクララとアルピナウォーターは注文ノルマなしなので、水の注文は自分の好きな時、好きなタイミングでOK
水の使用量が少ない一人暮らしにもおすすめです。

注文ノルマなしのウォーターサーバー1
アクアクララ
公式サイトはこちら
注文ノルマなしのウォーターサーバー2
アルピナウォーター
公式サイトはこちら

2.サーバーレンタル料

サーバーレンタル料は、ウォーターサーバーをレンタルするためにかかる料金です。
メーカーや機種によりますが、レンタル料のおおよその相場は、500円~1,000円ほどです。

高機能でレンタル代無料のウォーターサーバーが増えてきていますが、レンタル代が無料ならばトータルの維持費が安いというわけでもありません。
というのも、レンタル料無料のウォーターサーバーは天然水が多く、水代まで含めるとレンタル料のかかるRO水サーバーより高くなるケースもあるからです。

レンタル料金は無料といいつつ、メンテナンス等の費用として「あんしんサポート料」などがかかるメーカーもあります。(アクアクララやクリクラなど)

ウォーターサーバー10社の水代とサーバーレンタル料比較

ウォーターサーバー水代(12L換算)サーバーレンタル料
コスモウォーター
2,052円無料
プレミアムウォーター
2,041円
※3年割適用時
無料~1,100円
アクアクララ
1,404円
※2年割適用時
1,100円~3,300円※2
クリクラ
1,590円460円※2
信濃湧水
約1,872円※1無料~330円
ワンウェイウォーター
1,350円無料
フレシャス
2,078円※1無料~1,320円
アルピナウォーター
1,242円770円~770円
ピュアハワイアンウォーター
2,352円※1無料~1,100円
キララ
2,056円※1
※3年割適用時
1,320円
※1…12Lのボトルがないタイプのため、12L換算の水料金を記載しています。実際の値段とは異なります。
※2…あんしんサポート料として(メンテナンス料等)。

3.電気代

ウォーターサーバーは当然電気で動いているため、電気代がかかってきます。
電気料金の相場についてですが、以前までは大体1,000円前後とよく言われていました。

ところが、最近は省エネ仕様のものやエコモード搭載のウォーターサーバーが増えてきて、全体的に電気代が安くなっていきています。

水ナビ編集部でも30機種の月額電気代を調査した結果、ウォーターサーバーの1ヶ月の電気代平均は727円でした。

4.メンテナンス料

ウォーターサーバーのメンテナンス費用に関しては、現在はほとんどが無料もしくは不要です。
レンタル料や水代にメンテナンス代も含まれている場合が多いのです。

「メンテナンス無料」と「メンテナンス不要(フリー)」の違いについても注意しましょう。

「メンテナンス無料」は、1~3年に1回程度、無料でウォーターサーバー本体の交換を行ってくれ、メンテナンスをしてくれます。

「メンテナンスフリー」とは、そもそも衛生機能にすぐれているサーバーのため、有人によるメンテナンスが不要とされているウォーターサーバーとなります。

ウォーターサーバー10社のメンテナンス

ウォーターサーバーメンテナンス
コスモウォーター
不要
プレミアムウォーター
不要
アクアクララ
無料
(あんしんサポート料に含まれる)
クリクラ
無料
(あんしんサポート料に含まれる)
信濃湧水
定期メンテナンス無料
ワンウェイウォーター
不要
フレシャス
不要
アルピナウォーター
定期メンテナンス無料
ピュアハワイアンウォーター
定期メンテナンス無料
キララ
不要

5.配送料

ウォーターサーバーの配送料は、無料の場合が多いです。
ただし、北海道や沖縄・離島は配送料がかかってくるケースが多いです。

沖縄だと、配送自体ができないという会社もあります。

ウォーターサーバー10社の配送料

ウォーターサーバー配送料
コスモウォーター
無料
(沖縄・離島不可)
プレミアムウォーター
無料
※沖縄は有料で配送可
アクアクララ
無料
※沖縄にも無料で配送可
クリクラ
無料
(沖縄・離島不可)
信濃湧水
本州:無料
本州以外:504円(沖縄、離島不可)
ワンウェイウォーター
無料
(北海道、沖縄、離島、および一部エリア不可)
フレシャス
無料
(沖縄、離島不可)
アルピナウォーター
配送エリア(関東):無料
配送エリア外:385円~
ピュアハワイアンウォーター
配送エリア(関東):無料
配送エリア外:385円~
キララ
無料
(沖縄・離島不可)

ウォーターサーバーの平均維持費はどれくらい?

水ナビ編集部では、ウォーターサーバーのリアルな月額料金の平均を調査するために、ウォーターサーバーユーザー100人を対象にアンケート調査を行いました。

その結果、ウォーターサーバー利用者みんなの月額料金の平均は3,829円でした。

電気代を含めれば、4,500円ほどだいたい出費しているのではないでしょうか。

アンケート結果について詳しく知りたい方は、下の記事をご覧ください。

ただし、ウォーターサーバーは使う人の人数や水の消費量によって料金が大きく異なります。

実際に近い月額料金を算出するには、想定利用人数にあわせ、消費量別にウォーターサーバー10社の維持費を比較すると良いでしょう。

家族の人数別で見る!メーカー10社維持費比較表

人数別の消費量をそれぞれ仮定し、ウォーターサーバーの維持費をシミュレーションしてみました。

【1人家族】
【2人家族】

大人1人

大人2人
1ヶ月の水の消費量
12L
1ヶ月の水の消費量
24L
【3人家族】
【4人家族】
大人2人
乳児1人
大人2人
子供1人
乳児1人
1ヶ月の水の消費量
54L
1ヶ月の水の消費量
66L

※赤ちゃんのいる家庭は、ミルク作りにもウォーターサーバーを使うと仮定した場合です

自分の当てはまる方を選択してください

メーカー
機種
1人暮らし
(12L換算)
2人家族
(24L換算)

コスモウォーター
Smartプラス
2,052円
※1
4,104円

プレミアムウォーター
スリムサーバーIII
2,041円
※1
※3年割適用時
4,082円
※3年割適用時

クリクラ
クリクラサーバー

※2
3,640円

信濃湧水
エコサーバー
2,112円
(15.2L)
※2
3,894円
(22.8L)

ワンウェイウォーター
smart

※2
4,050円
(36L)
※2

フレシャス
dewo(デュオ)
2,602円
※1※3
4,654円
※1※3

アルピナウォーター
エコサーバー
2,342円
(+送料)
3,584円
(+送料)

ピュアハワイアンウォーター
エコサーバー
2,682円
※3
5,034円
※3

キララ
スマートサーバー
3,376円
3年プラン
※3
5,431円
3年プラン
※3
※1…定期配送で1ヶ月に24Lが配送されます。1ヶ月12Lで使うには定期配送スキップを利用する必要があります。
※2…注文ノルマのため1ヶ月に12L単位での利用ができません。最低使用量の料金を記載しています。
※3…12Lボトルがないためそれぞれ12L換算・24L換算の金額です。実際の金額とは異なります。

安定して維持費が安いウォーターサーバーはアルピナウォーター!

水代(12L)1,242円
レンタル料770円~
月額料金
※スタンダードサーバー利用時
24L3,254円
36L4,496円
48L5,738円
60L6,980円
※別途電気代、約580円(エコサーバー)~1,500円(水素水サーバー)がかかります

ウォーターサーバーは水の使用量により価格が大きく変動するものの、どの使用量でも安定して安く使えるウォーターサーバーはアルピナウォーターです。

多くのウォーターサーバー会社で毎月の注文ノルマが設定されている中で、アルピナウォーターはノルマなし!

「どのくらい水を消費するか分からないけど、安くウォーターサーバーを使いたい」

という方に間違いなくおすすめできるのはアルピナウォーターです。

ただし、関東以外では385円~の配送料がかかりますので注意が必要です。

もっとくわしく知りたい方はアルピナウォーターの詳細記事をご覧ください。

ウォーターサーバーの維持費を安くするコツ

ウォーターサーバーの維持費を安くするコツを覚えて、少しでもお得にウォーターサーバーを使いましょう。

キャンペーンを利用して少しでもお得に

キャンペーンを利用することで、水ボトルがプレゼントされたり、キャッシュバックを受けたりすることが可能です。

契約前にはぜひとも最新のキャンペーン情報をチェックしましょう。

企業のセット割がお得!

企業のセット割という仕組みを採用しているウォーターサーバーもあります。

ウォーターサーバーと一緒に、その企業が行っているサービスを契約することで割引を受けることができる制度です。

アクアクララ光

アクアクララ光は、アクアクララが2016年からサービスをスタートさせた光回線サービスです。アクアクララのウォーターサーバーを使うつもりなら、一緒に契約することでお得になります。

フレッツ光から乗り換える方はさらにお得です。
特典は以下の通りです。

ウォーターサーバーとアクアクララ光をセットで利用

→月々550円=年間6,600円の割引。

信濃湧水・アルピナウォーター・ピュアハワイアンウォーターの企業割

「TOELL(トーエル)ライフラインパッケージ」という企業割があります。トーエルが運営するウォーターサーバーと、トーエルの運営する電気・ガス・インターネットサービスを一緒に契約することで割引を受けることができます。

トーエル運営のウォーターサーバー
信濃湧水
アルピナウォーター
ピュアハワイアンウォーター
トーエル運営のライフラインサービス
LPガス
TOELLでんき
TOELL光LINE

金額は合計の契約数によって決まります。

トーエルライフラインサービスの中から…

2つ契約(ダブル割)

→月々300円割引=年間3,600円割引。

3つ契約(トリプル割)

→月々600円割引=年間7,200円割引。

4つ契約(クワトロ割)

→月々1,000円=年間12,000円割引

ウォーターサーバーの維持費以外の費用は?

ウォーターサーバーには維持費以外の費用が発生する場合があります。これらの費用もチェックしておきましょう。

初期費用

現在、宅配水サーバーで初期費用が必要なメーカーはあまり多くはありません。

ただし、初期費用が必要となる高機能機種は、導入時にお金はかかってしまうとはいえ、省エネ仕様だったり機能が充実したりしていることが多いです。
長く使いたいと思っている人にとってはお得になりやすいです。

配送スキップの手数料

ウォーターサーバーの多くは、定期的に水を送ってくれる「定期配送」のサービスを基本にしています。まだ水が残っていて新しい水が必要ないという場合には「配送スキップ」を利用して水の配送を1回停止することが可能です。

しかし、多くのメーカーでは2回以上続けて配送休止をする場合は手数料がかかってきます。

解約金/違約金

ほとんどのウォーターサーバーには「最低契約期間」が設けられており、その期間内にやめてしまうと違約金が発生してしまいます。

契約の前に、必ず解約の条件や違約金をチェックしておきましょう。

ちなみに違約金のないウォーターサーバーはほとんどありません。主要ウォーターサーバーで唯一違約金のないウォーターサーバーはクリクラです。

また、ウォーターサーバー解約の際に、ウォーターサーバー本体を会社に送り返すために送料が発生する可能性もあります。こちらも自分が払わなければならない場合があります。

ウォーターサーバーの維持費は高い?

ここまでウォーターサーバーの維持費について解説してきました。
では、ウォーターサーバーの維持費は高いのでしょうか? それとも安いと言えるのでしょうか?

そんな疑問に答えるために、ケトルや電気ポット、やかんなど様々な家電とウォーターサーバーのコスパを比較しました。
ウォーターサーバーのコスパについて疑問をお持ちの方は以下の記事をご覧ください。

執筆者のプロフィール

水ナビ編集部

これまで60社以上のメーカーを比較し、30機以上のサーバーを実際にレンタルして使ってきた水ナビ編集部が、あなたにぴったりなウォーターサーバーを見つけます。

【監修者】中倉大吾

株式会社スタークラフトの代表取締役社長を務めながら、水のスペシャリスト「アクアソムリエ」としても活動する。2013年5月からウォーターサーバーの比較メディアを運営開始。10年以上にわたってウォーターサーバー業界を見てきた豊富な知見を生かし、2019年にはより総合的でユーザーに寄り添ったウォーターサーバー比較サイトとして「水ナビ(当サイト)」を立ち上げる。また宅配水業界における正しい情報発信を推進するため、一般社団法人「日本宅配水&サーバー協会(JDSA)」の協賛会員に加盟。
※アクアソムリエは、日本アクアソムリエ協会の認定資格です。著者の所有資格について、詳細はこちらをご覧ください。またこちらからアクアソムリエ協会のプロフィールもご覧になれます。