ウォーターサーバーで後悔する7つの理由!やめた理由を元利用者にアンケート調査した結果

「ウォーターサーバーが気になってるけど、契約して後悔しないかな・・・?」
そんな疑問にこの記事では答えていきます。

水ナビ編集部でユーザー40人に独自のアンケート調査を行ったところ、ウォーターサーバーで後悔する7つの理由が分かりました。

ウォーターサーバーで後悔する7つの理由
  • 【1】水の交換が大変
  • 【2】場所を取る
  • 【3】水がおいしくなかった
  • 【4】水を消費しきれない
  • 【5】料金が高い
  • 【6】引っ越すとき継続が難しい
  • 【7】育児が終わって持て余した

解説をくわしく読む

このページでは、ウォーターサーバーを契約した人が「どんなところに後悔したか」を徹底的に調査・解説していきます。

また先輩ユーザーたちの失敗を元に「どうすれば後悔しないウォーターサーバー選びができるか」についても解説していきます。ぜひ参考にしてください。

※このページは全て税込表示です

【著者】ますだえいじ

水のスペシャリスト「アクアソムリエ」として、「水ナビ(当サイト)」の総編集長とライターをつとめる。2019年よりウォーターサーバー比較サイト「水ナビ」を制作・運営。2023年現在、「水ナビ」は月3万人が訪問するサイトとなり、過去1,000人以上のウォーターサーバー選びをサポートしている。※アクアソムリエは、日本アクアソムリエ協会の認定資格です。著者の所有資格について、詳細はこちらをご覧ください。またこちらからアクアソムリエ協会のプロフィールもご覧になれます。

後悔しないウォーターサーバーの選び方が知りたい、という方は総合的なウォーターサーバーのおすすめと選び方のポイントをまとめた記事があるので、こちらをお読みください(タップで別記事へ移動)

ウォーターサーバーで後悔したこと・やめた理由は主に7つ

便利で美味しいと思って契約をしたウォーターサーバー、なぜ解約に至ったのでしょうか?

「ウォーターサーバーを解約した理由を教えてください」と全国のウォーターサーバー元利用者40名に聞いたところ、図のような集計結果となりました。

ウォーターサーバーを解約したことがある全国の40名へのインターネット調査。2019年4月実施。

ウォーターサーバーを解約した理由

  • 1.水の交換が大変
  • 2.設置スペースが必要
  • 3.水がおいしくない
  • 4.水を消費しきれない
  • 5.ランニングコストがかかる
  • 6.転居した
  • 7.育児に使用することがなくなった

ここからは、アンケートで分かった解約理由と質問サイトに多く寄せられているお悩みについて答えていきます。

【やめた理由1】水の交換が大変

ウォーターサーバーのボトル交換は、重く大変な作業です。

一般的なウォーターサーバーのボトルの水の容量は12Lとなっています。
重さにすると、約12キロにもなり、スーパーでよく売っているお米よりも重いのです。

「思ったよりもボトルが重かった!」という解約理由も、リアルなイメージが持ちづらく起きてしまう後悔かもしれません。これだけの重さがあるということは、しっかりと把握しておきましょう。

「重いボトル交換」を楽にする方法は?

この問題を解決しているメーカーも中にはあります。ここでは3つ紹介しましょう。

【1】エブリィフレシャス

月額 3,300円
※tallの場合
エブリィフレシャスは水道水を利用するタイプのウォーターサーバー。
そのためボトル交換自体が不要になります。
水道水を給水タンクに注ぐだけで利用することができ、「使いやすさ」で選ぶなら間違いなく一番おすすめです。
【2】コスモウォーター「SmartプラスNEXT」

月額 4,104円
コスモウォーターは足元でボトル交換するタイプのウォーターサーバー。
重いボトルを持ち上げなくて済むため、交換が楽に行えます。
【3】フレシャス「dewo/dewo mini」

月額 4,654円
※dewoの場合
フレシャス「dewo」は7.2Lの軽量パック式採用のウォーターサーバー(dewo miniの場合は4.8L)。
軽く持ちやすいので交換も簡単です。

一番のおすすめはエブリィフレシャスのような水道水浄水型ウォーターサーバーです。水道水を利用するタイプのウォーターサーバーになるため、そもそもボトルの交換自体が不要になり、使いやすさで選ぶならダントツのおすすです。

ボトル交換の手間をなくしたいなら!

エブリィフレシャス

参考月額(24L)

3,300円

レンタル料3,300円
水代0円
  • ボトル交換が不要な「浄水型サーバー」
  • 水の料金がかからず定額制でコスパ◎
  • 外観はグッドデザイン賞受賞モデルを採用
  • カフェ機能搭載機種もある
  • 温度調節機能でミルク作りにも適している

メリットだらけのエブリィフレシャスですが、注意点もあります。水は水道水を浄水したものになるため、天然水のクオリティを味わうことはできません。

天然水のウォーターサーバーを選びたいなら、上で紹介したコスモウォーターやフレシャスのように、水の交換が簡単なタイプを選ぶのが良いでしょう。
水ボトルの交換が楽なウォーターサーバーもたくさんあり、別の記事でくわしく解説しています。

しかしながら、水が配送されてきた際にはダンボールに詰められた状態で配送され、玄関で受け取る形になります。これを水の保管場所まで運ぶのも一苦労ですよね。

一つのアイディアとして、キャスター付きの台を使うことで、段ボールを持ち上げる際の負担を軽減させることができるでしょう。

ウォーターサーバーの設置場所は水ボトルの運びやすさも考慮して決めるのがベストです。

「そんな手間はかけたくない!」という方が多いと思いますので、やはり水道水浄水型のエブリィフレシャスが非常におすすめです。

【やめた理由2】設置スペースが必要

ウォーターサーバーの平均的な設置面積は幅30cm前後×奥行35cm前後です。また、そこに加えて各サーバーの高さも必要となります。

例えば

  • フレシャス dewo(デュオ)は幅29cm×奥行36.3cm
  • コスモウォーター smartプラスNEXTは幅30cm×奥行34cm
  • プレミアムウォーター スリムサーバーⅢは幅27cm×奥行33.7cm

が必要な設置面積となります。

「設置スペースが確保できない!」と悩んでいる人や「思ったよりもサーバーが大きかった」という元利用者の声も多く聞きます。

そういった場合には卓上タイプのウォーターサーバーという選択をするのも良いですね。

以下は卓上タイプのウォーターサーバーを提供しているメーカーの一例です。

「水道水は不安だけどサーバーを置くスペースはない」という場合には、特に気にする成分をろ過できる浄水器を選ぶという人も多いです。

【やめた理由3】水がおいしくない

これには2つ考えられる原因があります。

  • においの強いものが近くにあり、水ににおいが移った
  • 温度変化の激しい場所で保管したため水質が劣化した

水を適切な場所・環境で保管することで品質は保たれます。

【やめた理由4】水を消費しきれない

ウォーターサーバーの従来的な契約スタイルは「決まった周期で水を注文・サーバー本体はレンタル」というものです。

水の使用量と最低発注ノルマの差によってこの問題は起きます。契約してから後悔することのないように、水の使用量が少ない場合には発注ノルマのないメーカーや一時的に配送を休止してもらえるサービスを行っているメーカーを選びましょう。

アクアクララ

アクアクララ アクアスリムS(卓上)

月額料金(24L換算)
3,908円
水代
(12L換算)
2,504円
レンタル1,100円
※別途電気代がかかります
※2年割適用時

アクアクララは注文ノルマがないので、月々の使用量を気にせず使うことができます。

アクアクララ アクアファブ

今回、紹介した卓上型のウォーターサーバー以外にもグッドデザイン賞金賞を受賞したオシャレなウォーターサーバー「アクアファブ」もあります。

もっとくわしく知りたい方はアクアクララの詳細記事をご覧ください。

アルピナウォーター

アルピナウォーター スタンダードサーバー

月額料金(24L換算)
3,254円
水代
(12L換算)
2,012円
レンタル770円
※別途電気代、約1,000円がかかります

アルピナウォーターは、アクアクララより水代が少しかかりますが、サーバー代が約400円ほど安いので、トータルで見ると価格はトントンです。

アクアクララに比べて選べるサーバーの種類も少なめではありますが、価格やノルマの点で考えるとお得に使うことができます。

もっとくわしく知りたい方はアルピナウォーターの詳細記事をご覧ください。

【やめた理由5】ランニングコストがかかる

月額制のサービスのネックとしてコストの問題があります。ウォーターサーバーも例外ではありません。

記事冒頭に触れた解約理由についてのアンケートでは、なんと40人中19人と半数近い人がランニングコストを理由に解約をしています。

基本的に、ウォーターサーバーの料金は「水の値段+電気代+レンタル代」となりますが、ウォーターサーバーの機種によっては電気代が異なるため、ウォーターサーバーを後悔なく長期的に利用したいのであれば省エネ機能が搭載されている機種をおすすめします。

下記は省エネ機能搭載のウォーターサーバーの一例です。

そのほかメーカーが独自にメンテナンス料金や配送料を設けている場合もあります。コストはかかりますが、メンテナンス料金はウォーターサーバーの修理や調整をお願いできる安心のためのサポートともいえます。

【やめた理由6】転居した

記事冒頭の解約に関するアンケートでは、転居も解約理由として挙げられていました。なぜ転居するとウォーターサーバーを解約しなければならないのでしょうか?

以下が考えられる理由です。

  • 転居先がウォーターサーバーのサービスエリア外だったため
  • 契約内容がリセットされ新規契約扱いとなることに伴う違約金の発生を避けたかったため

ウォーターサーバーの水ボトルを配送できない地域に転居する場合に仕方なく解約するケースもあります。

また、転居先が水ボトルの配送地域内でも注意することがもう1つあります。

転居に伴い、ウォーターサーバーをメーカーに引き上げてもらわなければならないのです。転居先に同じメーカー・機種の利用をしようと思っても、新規契約扱いとなり、今まで利用していたウォーターサーバーの違約金が発生してしまう場合があるのです。

転居後もウォーターサーバーを使い続けたい場合には、各メーカーが行っている乗り換えキャッシュバックキャンペーンなどをお得に利用し後悔のないようにできるといいですね。

【やめた理由7】育児に使用することがなくなった

ウォーターサーバーはお湯を沸かす手間を省くことができるため、赤ちゃんのミルクや離乳食づくりに活用しようとご両親も多いです。

しかし子どもの乳幼児期に重宝したウォーターサーバーでも、ある程度手がかからないほどに子どもが成長すると、家庭でのウォーターサーバーの役割が終了してしまうこともあるようです。

「本当にウォーターサーバーが必要か?」を考えよう

ウォーターサーバーの導入で後悔しないためには、使用目的をはっきりとさせ、「本当にウォーターサーバーが必要か」ということを考えておくことが大切です。

ますだえいじ(アクアソムリエ・水ナビ総編集長)

さて、最後にメーカーとのやり取りを経て、ウォーターサーバー契約を後悔したというケースを紹介します。具体的な対応策も書いたので参考にしてみてくださいね。

ウォーターサーバーで後悔した瞬間「メーカーとのやり取り」

ウォーターサーバーを契約する際にトラブルの原因となりやすいポイントが「メーカーとのやり取り」です。下記の解約理由は、ウォーターサーバー検討者・利用者であれば誰にでも起こりうるため、特に気を付けておきましょう。

契約内容が説明と違った

解約手数料の発生や、水漏れなどの故障対応時に必要なコストの説明がなされなかったという声を多く聞きます。このケースの場合、ショッピングモールでのイベントなどを通じて契約をしていることが多いです。

店頭販売での契約よりもWEBで比較検討してからじっくりと商品を選ぶことでこのようなリスクを減らすことができますよ。

まとめ ウォーターサーバーで後悔しないためには

ウォーターサーバーのさまざまなデメリットとその対策を確認してきましたが、それらを整理してみましょう。

  • 利用目的を明確に
  • 「思ったよりも~~でなかった」が大きなデメリットに繋がる
  • 設置スペース、ランニングコスト、水の使用量、水ボトルの重さをしっかり把握

ぜひ後悔のないウォーターサーバー選びをしてくださいね。

水ナビでは、目的別ウォーターサーバーの選び方解説や、疑問や悩みをズバリ解決するコラム記事をたくさんご用意しています。気になるものがあればぜひご覧ください。

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執筆者のプロフィール

水ナビ編集部

これまで60社以上のメーカーを比較し、30機以上のサーバーを実際にレンタルして使ってきた水ナビ編集部が、あなたにぴったりなウォーターサーバーを見つけます。

【監修者】中倉大吾

株式会社スタークラフトの代表取締役社長を務めながら、水のスペシャリスト「アクアソムリエ」としても活動する。2013年5月からウォーターサーバーの比較メディアを運営開始。10年以上にわたってウォーターサーバー業界を見てきた豊富な知見を生かし、2019年にはより総合的でユーザーに寄り添ったウォーターサーバー比較サイトとして「水ナビ(当サイト)」を立ち上げる。また宅配水業界における正しい情報発信を推進するため、一般社団法人「日本宅配水&サーバー協会(JDSA)」の協賛会員に加盟。
※アクアソムリエは、日本アクアソムリエ協会の認定資格です。著者の所有資格について、詳細はこちらをご覧ください。またこちらからアクアソムリエ協会のプロフィールもご覧になれます。