鶴田雅人
日本アクアソムリエ協会認定 アクアソムリエマイスター・公認講師。 水の味の違いに興味を持ち、国内外のミネラルウォーターを飲み比べている。 日本テレビ系列「月曜から夜ふかし」、 フジテレビ系列「99人の壁」など、メディアにも多数出演。
Twitter:https://twitter.com/aquasomme
こんにちは。アクアソムリエの鶴田です。
今、冬ですが水がアツいです。
すみません。意味不明かもしれませんが、昨秋〜くらいから、色々と面白い商品が出てきています。
身近なところだと、い・ろ・は・すのボトルデザインなんかも変わりましたね。(流線形で素敵になりました)
限定品ばかりで、すでに完売しているものもありますが(すみません)、持っていると5年後〜10年後に自慢できそうなもの、ぜひ飲んでみてほしいものなど、いくつかピックアップしてみたのでご覧ください。
evianデザイナーズボトル復活
以前、拙稿でも書かせていただきましたが、
https://mizu-navi.jp/news/news46/
evianは毎年デザイナーズボトルという素敵なものを出していました。
それが一時期途切れまして、寂しいな悲しいなと思っていたのですが、今シーズンは復活しています!(ただし、日本に入っている数量はだいぶ少ないみたいです)
それがこちら。
(隣にあるツリーは無視してください、子供が作ったやつです…)
デザイナーズボトルと言うくらいなので、毎年有名ブランドとコラボしています。
今年はBALMAINデザインで、過去イチくらいに素敵です。
ワインほどには全然値上がりませんが、5-10年後には自慢できる一品かなと思います。
(同時に、15年くらい前のクリスマス会に、当時のポールスミスデザインのevianが超格好良かったので、プレゼント交換に持っていったら、ハズレ扱いされて場が盛り下がった私の悲しい記憶が呼び起こされます)
すでに、かなり在庫が少なくなっているかと思いますので、ご興味のある方はぜひお早目にどうぞ。
龍泉洞の若水
岩手県に龍泉洞という鍾乳洞があり、その地底湖の水は名水百選として有名です。
ペットボトル製品のミネラルウォーターも、販路広く売られていますので、目にしたことがある方も多いんじゃないかと思います。
(ちなみに炭酸入りもあります)
私も最近知ったのですが、この龍泉洞の水(ペットボトルの方の話です)には、限定バージョンがけっこうあります!
今回私が購入したのがこちら。「龍泉洞の若水」です。
若水とは古来からの風習で、今では元日の朝に飲むお水のことを指すそうです。邪気を除くとされ、そのまま飲むのはもちろん、元日の特別なお茶などにも使われるとか。
その古事になぞらえて、年が切り替わったばかりの深夜に採水(!)した、特別な製品です。
(福茶にもできるよう、昆布などが付いてきます)
縁起ものとしてめでたいのも勿論ですが、
個人的なおすすめポイントとしては、1/2に家に到着したことです(私の場合ですが)。
前日(1/1)に工場でボトリングされた製品を、翌日に飲める!いわば、出来立てホヤホヤの、鮮度がいちばん良い状態なわけです。
普通に市中に流通するものには、これほどの鮮度のものはまずありません。
そういう二重の意味で珍しいものですので、ぜひ一度はおすすめしたいです。
天然水(白湯)
こちらは、記事を書いている最近では、悲しいことにあまり見なくなってしまいましたが…。
(元々期間限定という触れ込みではありましたが)
ここ何年か、毎年冬になるとペットボトルの「白湯」が発売されています。
今年その英断をしてくださったのは、アサヒ飲料さん!
私はもうずーーーっと長いこと、冬は白湯を売ってほしい、それが当たり前の世の中になってほしいと言い続けていたので、ここ数年のトレンドは嬉しい限りです(笑)。
今年はアサヒ飲料さんでしたが、去年はハルナプロデュースさん、一昨年はチェリオさんだったかな?と記憶しています。
ぜひ、
「毎年誰かが白湯を出す」
だけでなく、
「複数者が白湯を出し、銘柄を選んで買える」
くらいの世になってくれればなと思います(笑)。
(そのためには、白湯の市場がもっと拡大しないといけないと思うので、隠れ白湯ファンの皆様は、ぜひ積極的にご購入をお願いいたします(笑))。
ICELANDIC GLACIAL(アイスランディック・グレイシャル)
最後です。
世界的には有名なお水で、なんといってもボトルが大変素敵な商品なのですが、
この度、めでたく、日本にも正規輸入となりました。
ICELANDIC GLACIAL(アイスランディック・グレイシャル)です。
アイスランドのお水で、一説には5000年とも言われる非常に長い時間をかけてろ過された、純度の高いお水です。
軟水なので、日本の方でも癖なくお飲みいただけるかと思います。
昨今の円高やら物資不足やら何やらで、なかなか海外の新製品が日本に入りづらい状況ですので、こうしたニューフェイスが誕生してくれることは、純粋にうれしく思います!
よく探すと市中でも売っていたりしますので、見かけた方はぜひ一度、飲んでみてください。
(おまけ)名水百選カード
最近の話でも、ペットボトル製品の話でもないですが…。
名水百選は皆さまご存知ですかね。
名水百選にも昭和と平成がありまして、足して二百、さらには令和の名水百選を作る、なんて動きもございますが…。(そうすると三百になるのでしょうか?)
その中の一部の名水百選ですが、「名水百選カード」なるものを発行しています。
https://www.env.go.jp/water/meisui/card/index.html
今のところ、48種類存在するみたいです。
各自治体の窓口などで配布されていますので、
(平日限定のところも多いかもしれませんが、)
近くに行かれた際には、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?
けっこう、しっかりとした作りのカードで、
旅の思い出にはぴったりかと思います。
————-
いかがでしたでしょうか。
今回はちょっと、小ネタ集のような感じになってしまいましたが…。
気候と世情などを見つつ、私もまた名水どころなどを訪れてみたいと思っております。
みなさまもどうか、お変わりなくお過ごしくださいませ。