毎年限定!エビアンの美しいデザイナーズボトルを紹介!

evian、ご存知ですか?
そうです、ダノングループが展開する、フランスの誇る中硬水です。
硬度は約304mg/L。TDS(総溶解固形分)は約357mg/L。pHは約7.2。
ミネラル分は、カルシウムが約80mg/L、マグネシウムが約26mg/Lと、ややカルシウムが多め。Ca:Mg≒3:1と、それなりにミネラルバランスも良い。

と、まあ、ここまではみなさま、ご存知かと思います。

そのevianが、「デザイナーズボトル」という、一年限定のボトルを出していることはご存知でしょうか?
毎年異なる有名なデザイナーとコラボして、ガラス瓶の素敵なボトルを、年末〜年始に発売しています(ここ数年は、元日発売が多いです)。
私がミネラルウォーターを始めた頃から、実は買い集めてまして、家に大体揃っていますので、今回はevian、デザイナーズボトルの歴史をご紹介したいと思います。

鶴田雅人

日本アクアソムリエ協会認定 アクアソムリエマイスター・公認講師。 水の味の違いに興味を持ち、国内外のミネラルウォーターを飲み比べている。 日本テレビ系列「月曜から夜ふかし」、 フジテレビ系列「99人の壁」など、メディアにも多数出演。

Twitter:https://twitter.com/aquasomme

写真多めの記事となるので、文字はざっくりと読み飛ばして、お気に入りの一本を探してもらえれば嬉しいです。本当に素敵なものが多いですよー。

で、まずは、どーんとこちら。

〜2007年までは、「イヤーボトル」という名称で、こんな感じのボトルたちを出していました。特定のデザイナーとのコラボというのではなく、記念ボトルの意味合いが強いでしょうか。
この時代はボトルの形が本当に素敵で、2004年までは雫(水滴)の形、2005年〜は山の形となっています。

私のお気に入りはこのあたりです。

で、2008年以降が、「evianデザイナーズボトル」の歴史となります。
ボトルの形は、これ以降スタンダードなものとなりますが、代わりにデザイナーの個性が前面に出ていて非常に面白いです。

2008 Christan Lacroix(クリスチャン・ラクロワ) フランス

記念すべきデザイナーズボトルの第一弾。
白地ベースのevianはレストランなどでも見ますが、さすがの華やかさです。

2009 JEAN PAUL GAULTIER(ジャン・ポール・ゴルチエ) フランス

個人的に思い入れがあるのはこのあたりから。
ちょうど私がアクアソムリエの資格を取ったのがこの時期だったような。
青系のデザインが水らしくて、お気に入りの一本です。

2010 Paul Smith(ポール・スミス) イギリス

言わずと知れたポール・スミス。デザインも華やかで、けっこう売れたと思います。
これは一般受けしそうだと、クリスマス会のプレゼント交換に持って行ったら、
「え、水……?」と言われました。

2011 ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ) 日本

待望の日本コラボ。デザイナーは本国(フランス)で決めていると思うので、2020年現在、日本ブランドはイッセイミヤケだけです。

2012 Courrèges(クレージュ) フランス

クレージュ。evian自体がフランスなので、フランスのブランドが多めです。
この辺りはピンク系のデザインが続きました。

2013 DIANE von FURSTENBERG(ダイアン・フォン・ファステンバーグ) アメリカ

ちょっとポップでお洒落なデザイン。
カフェなどでこのまま出せそうな、親近感の湧く感じかなあと。

2014 ELIE SAAB(エリー・サーブ) レバノン

ウェディングドレスのような、白×花のデザイン。
これもゴージャス感があって好きです。

2015 KENZO(ケンゾー) フランス

かなり攻めたデザインですね。
なんていうか、水っぽくない。いかにも「限定」「デザイナーズ」という感じ。
余談ですが、ちょうどこの年に結婚式をやったので、テーブルウォーターのひとつはこれでした。

2016 alexanderwang(アレキサンダー・ワン) アメリカ

この年は、白と黒の二色展開でした。
一転してシンプルな、ある意味大胆なデザイン。

2017 Christan Lacroix(クリスチャン・ラクロワ) フランス ※2回目

二度目のクリスチャン・ラクロワ。
同じデザイナーが起用されたのは今のところ、この年だけです。
2008と似たモチーフの、ゴージャスなデザイン。
青とピンクの二色展開でした(写真は青)。

2018 Chiara Ferragni(キアラ・フェラーニ) イタリア

イタリアからキアラ・フェラー二。
彼女のアイコンが中心に据えられた、evianからすれば奇抜なデザイン。
でもこれ、けっこう評判良かったです。
今までの年とガラッとイメージが変わって。

2019 Inès Longevial(イネス・ロンジェビアル) フランス

不勉強で知らなかったんですが、1990年生まれの画家だそうです。
水が喉から流れ落ちる様子を、モチーフにしているとのこと。

2020 Virgil Alboh(ヴァージル・アブロー) フランス ※2019と表記されることも

2019年の後半ごろから、ヴァージル・アブローがevianのクリエイティブディレクターを務めているようです。デザイナーズボトルに限らず、いくつかの商品が発売されましたが、一番広く売られているのは、やはりこのデザイナーズボトルではないかと思います。
(発売が2020年だったので、デザイナーズボトルの歴史としては、2020年とカウントしています)
“MAKE A RAINBOW”をテーマに、カラフルな水玉で素敵なデザイン。

いかがでしたでしょうか?
個人的には2009のゴルチエ、2010のポール・スミス、
2017のラクロワ、2018のキアラ・フェラーニあたりが好きです。

年末までには、次の2021の情報も出ると思うので、ぜひチェックしてみてください。
ネット通販だと箱売りが多いですが、
Amazonで2〜4本のセットが売られていたり、
あとは成城石井などの高級系スーパーで、発売直後はバラ売りがあったりします。

私も情報が出たら、またTwitterなどでつぶやきたいと思ってますー。

鶴田雅人

日本アクアソムリエ協会認定 アクアソムリエマイスター・公認講師。 水の味の違いに興味を持ち、国内外のミネラルウォーターを飲み比べている。 日本テレビ系列「月曜から夜ふかし」、 フジテレビ系列「99人の壁」など、メディアにも多数出演。

【監修者】中倉大吾

株式会社スタークラフトの代表取締役社長を務めながら、水のスペシャリスト「アクアソムリエ」としても活動する。2013年5月からウォーターサーバーの比較メディアを運営開始。10年以上にわたってウォーターサーバー業界を見てきた豊富な知見を生かし、2019年にはより総合的でユーザーに寄り添ったウォーターサーバー比較サイトとして「水ナビ(当サイト)」を立ち上げる。また宅配水業界における正しい情報発信を推進するため、一般社団法人「日本宅配水&サーバー協会(JDSA)」の協賛会員に加盟。
※アクアソムリエは、日本アクアソムリエ協会の認定資格です。著者の所有資格について、詳細はこちらをご覧ください。またこちらからアクアソムリエ協会のプロフィールもご覧になれます。