待合室にウォーターサーバーを設置している病院やクリニックは多いですよね。
患者さんからしても、待ち時間に美味しいお水が飲めるのは嬉しいこと。
しかし、
「ウチの病院もウォーターサーバーを置きたいけど、種類が多くてどれが良いのか分からない!」
とお困りの方も多いと思います。
そこでこの記事では、病院向けおすすめウォーターサーバーをご紹介します。
また、ウォーターサーバーを実際に利用する患者さんの意見を聞くために、独自のアンケート調査を実施しました。そちらもぜひ参考にしてください。
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【患者さん50人に聞いた!】病院のウォーターサーバーで重視するポイント
実際に一般の患者さんたちに、病院のウォーターサーバーで重視するポイントを独自でアンケート調査しました。
調査の概要
調査方法 | インターネット調査 |
---|---|
調査人数 | 50名 |
男女比 | 男性:14人女性:36人 |
年齢分布 | 10代:1人 20代:9人 30代:21人 40代:15人 50代:2人 60代:2人 |
調査中の画面
このアンケート調査で得られた、患者さんたちのリアルな意見を見ていきましょう。
グラフ①「病院にウォーターサーバーがあれば利用しますか?」
病院にウォーターサーバーがあれば利用しますか?
利用する 39人(78%)
利用しない11人(22%)
一般の患者さん50名に、まずは「病院にウォーターサーバーがあれば利用するか」を尋ねてみました。その結果が上のグラフの通りです。
ご覧の通り、およそ8割の患者さんは病院にウォーターサーバーがあれば利用したいと考えているようですね。
グラフ②「病院のウォーターサーバーで重視するポイントは何ですか?」
病院のウォーターサーバーで重視するポイントは何ですか?
(複数回答可)
水が衛生的 | 43人(86%) |
水がおいしい | 23人(46%) |
使い方(水・お湯の出し方)が分かりやすい | 20人(40%) |
子どもがいじっても安全 | 12人(24%) |
デザインがおしゃれ | 0人 |
病院のウォーターサーバーで重視する点について、一般の患者さんたちに聞いてみました。
結果、「水が衛生的」であることを最も重要視されており、86%もの患者さんが「重要」と回答しています。やはり病院となると、菌やウィルスが気になってくるようですね。
意外と注意しないといけないのは「使い方が分かりやすい」を重視している方が20人、およそ4割もいるところ。
病院はいろんな人が来るので、もちろん一度もウォーターサーバーを触ったことがない人も来ます。そのため、はじめてウォーターサーバーを使う人にも分かりやすいものが良いでしょう。
使い方が分かりやすいウォーターサーバーについては、後ほど紹介するので参考にしてみてください。
また、病院には子どもも来るので、「チャイルドロックが付いていること」も重要になってきます。
実際の患者さんの意見
実際の患者さんの意見も見てみましょう。
ウォーターサーバー本体が衛生的なことを重視します。特に水が出てくるところはウイルスの付着が気になります。
(20代女性)
子どもがいつもウォーターサーバーを使いたがるので、お湯にロックがかかっていると嬉しい。
(30代女性)
サーバーから水が出る部分は、定期的な除菌や掃除をするなど、清潔さをアピールすると患者さんから喜ばれそうですね。
お湯のロック機能は多くのウォーターサーバーに付いているので安心です。この記事でも病院におすすめのウォーターサーバーを紹介していきますが、いずれもチャイルドロックが付いています。
病院にぴったりのウォーターサーバーの選び方
- 水の出し方は分かりやすいか
- 水の硬度が高くないか
- 子どもが誤操作する危険性がないか
水の出し方は分かりやすい? シンプル設計のウォーターサーバーを選ぼう
病院に設置するウォーターサーバーは、水の出し方が分かりやすいシンプル設計のものが良いです。
ウォーターサーバーを利用する患者さんの中には、そのサーバーを初めて利用する方がほとんど。例えば上の画像のように、ボタン式のサーバーだと、水の出し方が分からず困ってしまう患者さんも少なくありません。
おすすめは、赤や青のつまみを押すだけで水が出る「つまみ式」のサーバー。初めて使う人でも迷いなく操作できるものを選びましょう。
子どもが誤操作する危険性がないか
ウォーターサーバーに興味を持つ子どもは珍しくありません。ちょっと目を離した隙に、ウォーターサーバーで遊んでしまう可能性もあります。
そんなとき、子どもが誤作動で火傷を負ってしまっては危険です。温水には誤作動防止のチャイルドロック機能が付いているものを選びましょう。
水の硬度が高くないか
水の硬度とは、水1Lあたりに含まれるカルシウムとマグネシウムの量です。硬度が高いと一概に悪いわけではありません。しかし、硬水は軟水と比べるとお腹がゆるくなるというデメリットがあります。
日本で発売されているウォーターサーバーはほとんど軟水なのですが、軟水の中でも硬度が低い方が病院に置く際はおすすめです。
ちなみに、この記事で紹介した3つのウォーターサーバー(クリクラ・アクアクララ・アルピナウォーター)は全て硬度が低いものを選んでいます。
病院向けおすすめウォーターサーバー3選
- クリクラ
- アクアクララ
- アルピナウォーター
どれも良いサーバーなので、是非参考にしてください。
クリクラ
病院におすすめの機種 クリクラサーバー |
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初期費用:0円 |
あんしんサポートパック:460円/月 |
クリクラは月額料金が業界最安のウォーターサーバー。毎月かかる費用は、電気代と水の料金とメンテナンス料金460円のみ。
また、クリクラは水も美味しく、お腹にもやさしい軟水を採用。最先端テクノロジーの逆浸透膜(RO膜)システムで、水に含まれる不純物や雑菌もしっかり除去されています。
もちろん温水レバーには誤作動防止のチャイルドロック機能付き。
実際に全国560の産婦人科がクリクラを導入しており「産院利用数No.1」の実績も。まさに病院にうってつけのウォーターサーバーです。
水の料金(12L) | 1,590円 | 水の種類 | RO水 |
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レンタル料 | 0円 | ボトルタイプ | 返却方式 |
あんしんサポートパック | 0円 (メンテナンス料) | 配送料 | 無料 |
月額料金 | (24L)3,640円 (48L)6,820円 | 配送地域 | 全国 (離島・一部地域のぞく) |
もっとくわしく知りたい方はクリクラの詳細記事をご覧ください。
アクアクララ
病院におすすめの機種 アクアスリム |
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あんしんサポート料:1,100円/月 |
アクアクララは、水の料金が12Lあたり1,404円と格安のウォーターサーバー。月々の支払いは水代と「あんしんサポート料」になります。
ラインナップが豊富なのがアクアクララの特徴ですが、病院用に特におすすめなのは、つまみ式のシンプルな設計で使いやすい「アクアスリム」です。
アクアクララの水は、独自のろ過技術とミネラル調整で作る軟水「デザインウォーター」を使用しています。また、子どもの誤作動防止のチャイルドロック機能も搭載。
さらに、抗菌性や安全性の基準をクリアした「SIAA/SEK抗菌マーク」に認証されている点もポイント。衛生面・安全が保障されているのは嬉しいですよね。
キャラクターコラボのウォーターサーバーも出しているので、子どもの多い病院にもおすすめです。
水の料金(12L) | 1,404円※ | 水の種類 | RO水 |
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配送料 | 無料 | ボトルタイプ | 返却方式 |
あんしんサポート料 | 1,100円~3,300円/月 | ||
月額料金※ | (24L)3,908円~ (48L)6,716円~ | 配送地域 | 全国 (沖縄・離島のぞく) |
もっとくわしく知りたい方はアクアクララの詳細記事をご覧ください。
アルピナウォーター
病院におすすめの機種 スタンダードサーバー |
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レンタル料:770円/月 |
アルピナウォーターは水の料金が業界最安の12Lあたり1,242円。水を多く使う場合にお得なウォーターサーバーです。
アルピナウォーターの水は、菌のエサになりやすいミネラル成分を含まない硬度0の「純水(ピュアウォーター)」を使用。サーバー内に雑菌や不純物がわきにくいため、非常に衛生的なところが病院に向いています。
もちろん、温水にはチャイルドロックを搭載。希望すれば冷水にもロック機能を取り付けてくれます。利用者が多いと予想される場合におすすめのウォーターサーバーです。
水の料金(12L) | 1,242円 | 水の種類 | RO水 |
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レンタル料 | 770円~ | ||
ボトルタイプ | 返却方式 (使い捨てもあり) | 配送料 | エリアによる |
月額料金 | (24L)3,254円 (48L)5,738円 | 配送地域 | 全国 (沖縄・離島のぞく) |
もっとくわしく知りたい方はアルピナウォーターの詳細記事をご覧ください。
ウォーターサーバーを病院に置くべき3つのメリット
病院にウォーターサーバーを置くことで得られるメリットについて解説していきます。
- 安全で美味しい水を患者さんに提供できる
- 病院への信頼度や満足度が上がる
- 経費にも計上できる
安全で美味しい水を患者さんに提供できる
ウォーターサーバーの水が美味しいのは有名ですが、一方で雑菌が多いイメージを持つ人も少なくありません。
ですが最近は独自の殺菌機能を搭載しているウォーターサーバーも多く、衛生面でも安心。さらに定期メンテナンスやサーバー交換をしてくれるメーカーも多いのです。
順番待ちの患者さんに安全で美味しいお水を提供できるのがウォーターサーバーです。
病院への信頼度や満足度が上がる
順番待ちをしていると、当然喉が渇くこともあります。でも、「わざわざ外に飲み物を買いに行くほどではないかな」と我慢する方も珍しくありません。
そんな方にとって、ウォーターサーバーは非常にありがたい存在。手軽に喉の渇きを潤せます。病院への信頼度や満足度もアップしますよ。
経費にも計上できる
病院に設置するウォーターサーバーにかかる費用は、「接待交際費」として経費に計上できます。節税対策にもなりますね。
ちなみに、従業員用に設置する場合は「福利厚生費」として計上します。
ウォーターサーバーを病院に導入するデメリット
ウォーターサーバーを病院に導入するデメリットもご紹介します。
- コストがかかる
- ボトルを交換する必要がある
コストがかかる
単純に、ウォーターサーバーのレンタル料や水の料金がかかります。水の消費量によりますが、ざっくり5,000~15,000円程度が必要です。
しかし、ウォーターサーバー代は接待交際費や福利厚生費などの経費に計上できるので、そこまでデメリットではないかもしれませんね。
ボトルを交換する必要がある
病院のウォーターサーバーは多くの人が利用するため、ボトルを頻繁に交換する必要があります。利用者が多いと、一日に数回交換が必要な場合も。
スタッフに女性が多い場合、ボトルが重く交換するのは少し負担かもしれません。
毎回のボトル交換が楽にしたいなら、7Lなどの小さめサイズを選んだり、ボトル交換が楽な「ボトル下置きタイプ」のウォーターサーバーを選ぶと良いでしょう。
※ボトル交換が楽なウォーターサーバーについては、以下の記事を参考にしてみてください。
ウォーターサーバー以外で病院にあると喜ばれるサービス
話を膨らませて、最後にウォーターサーバー以外で病院にあると喜ばれるサービスをご紹介します。
- スマホの充電器や充電用コンセント
- Wi-Fi
- フラワーアレンジメント
スマホの充電器や充電用コンセント
病院の待合室でスマホを使用している人は多いですよね。
病院後も用事があり電池を温存したい人
一日の終わりに来院して、もう電池がない人
こんな方は、自由に使って良い充電器や充電用コンセントがあれば嬉しいはず。
また、入院患者さんの場合は外と連絡を取るのにも必要になってきますから、充電ができることは重要です。
Wi-Fi
Wi-Fiが使えると、通信制限を気にせずスマホで待ち時間を過ごせます。大人はもちろん、待ち時間が暇な子どもにも喜んでもらえますよ。
最近は格安SIMスマホの利用者も増えているため、通信制限やギガを気にする人も多く見かけます。他の病院との差別化にもなるので、導入してみてはいかがでしょうか。
フラワーアレンジメント
患者さんが使うものではありませんが、生け花やフラワーアレンジメントは院内に彩りを与えるためおすすめです。病院や待合室の雰囲気がガラッと変わりますよ。不思議と病院の安心感や好感度も上がるはずです。
水ナビ編集部
これまで60社以上のメーカーを比較し、30機以上のサーバーを実際にレンタルして使ってきた水ナビ編集部が、あなたにぴったりなウォーターサーバーを見つけます。