日本のウォーターサーバー普及率は!? 導入を決めた理由や水の安全性を解説

日本でも水の安全性を求めてウォーターサーバーの導入を検討している方も多いかと思います。これまで日本は「水と安全はタダ!」と言い伝えられてきました。

しかし今は水も安全も買う時代になっています。
それは水道水に対する安全性に不安を持つ人たちが増えているから。

だからこそウォーターサーバーも日本国内で急速に普及しているのです。

この記事では、ウォーターサーバーの普及率が日本国内ではどれほどなのか?
また、サーバーを導入しようと決めた理由や水の安全性について解説しています。

今後、ウォーターサーバーを導入する際の参考にしていただければ幸いです。

※なお、「日本製ウォーターサーバー」についてお調べの方は、下の記事をご覧ください。

ウォーターサーバーの日本国内利用者について

日本国内でのウォーターサーバー普及率と海外での普及率について見ていきたいと思います。

日本国内のウォーターサーバー普及率は?

ウォーターサーバーは、もともとアメリカが発祥ですが日本国内においても急速に普及し続けています。

しかし海外に比べると日本国内の普及率は、かなり低いのが現状です。

以下の調査結果をご覧ください。

過去に利用していた現在利用している
2011年5.2%3.2%
2012年5.4%2.7%
2013年6.2%2.9%
2014年6.4%3.6%
2015年6.0%4.1%
※日本宅配水&サーバー協会調べ http://www.jdsa-net.org/jdsa/value.html

日本でウォーターサーバー利用者が少ない理由

先ほどのデータでもわかるように、ウォーターサーバーの普及率は増加しています。
しかし、それでも日本国内でのウォーターサーバー利用者数は低いです。

では利用者が少ない理由はなぜなのでしょうか?

【日本国内でウォーターサーバー利用者が少ない理由】

  • 日本は天然水に恵まれている
  • 水道水に対する信用
  • 水にお金をかけたくない
  • 浄水器が普及している

上記のような理由が原因だと考えられています。

日本は全国各地、天然水に恵まれています。
週末には水汲み用のマイボトルを持参して天然水を汲みに行く人たちが多くいます。

また「水と安全はタダ!」と言い伝えられてきたように、水にお金を払い購入することなど考えられなかったのです。

そのような背景から、
日本国内でウォーターサーバーを利用する人が少ないのではないかと考えられるのです。

とはいえ、海外のようにウォーターサーバーが普及していない日本ですが、表からもわかる通り、近年はウォーターサーバーを導入しようと考えている人は増えています

東日本大震災以降、災害時の備蓄水の必要性が叫ばれ、ウォーターサーバーと水ボトルは備蓄水として最適だと言われるようになったからです。

海外のウォーターサーバー普及率とは?

海外のウォーターサーバー普及率は、日本とは違いがあります。ここでは発祥である「アメリカ」と「ヨーロッパ圏」の普及率について見ていきます。

アメリカのウォーターサーバー普及率

ウォーターサーバー発祥の地アメリカでの普及率は、なんと日本の約10倍の約50%と言われています。計算上は2軒に1軒の割合でウォーターサーバーが利用されていることになるのです。

やはり日本のウォーターサーバー事情とは、かなり大きな違いがありますね。

ヨーロッパ圏のウォーターサーバー普及率

ヨーロッパ圏でのウォーターサーバー普及率はアメリカよりも低いとされています。

その理由はヨーロッパ圏では水道水をろ過する「ポット型浄水器」が主流となっていることと、水はスーパーマーケットで購入するのが一般的とされているからだと考えられます。しかしながらヨーロッパ圏でのウォーターサーバー普及率は高くなると予想されています。

ウォーターサーバーの安全性

これからウォーターサーバーの導入を考えている方の中には、
ウォーターサーバーの安全性について不安を持つ方もいると思います。

ここではウォーターサーバーの安全性について解説していきます。

ウォーターサーバーの本体は安全?

最近ではウォーターサーバーの本体には様々な衛生的安全対策が行われています。

【衛生的安全対策】

  • タンク内を一定間隔で熱殺菌を行う
  • サーバー内部に取り込む空気をクリーン処理

このような衛生的安全対策が行われている機種であれば安全に使用することができます。

また、メンテナンスをしたサーバー本体を使用中のサーバー本体と数年に一度のペースで交換ができるサービスをしているメーカーもあります。

ウォーターサーバーの水は安全?

日本国内でもウォーターサーバーの普及率が上がったことで、
ウォーターサーバーに求められる機能性や安全性が年々厳しくなってきているようです。

とくに最近では、ウォーターサーバーの水に対する衛生管理は徹底されています。

【ウォーターサーバーの水の衛生管理】

  • 定期的な水質検査の徹底
  • 地下の深いところから採水する
  • 極力、外気を取り込まない密閉型ボトル

このようなウォーターサーバーの水の衛生管理対策が行われているメーカーであれば安全に使用することができます。

ウォーターサーバーを利用するメリット・デメリット

それではウォーターサーバーを利用するメリット・デメリットについて見ていきましょう。

メリット

ウォーターサーバーを利用するメリットには以下のようなものがあります。

  • メリット1.安心安全に使える
  • メリット2.いつでも美味しい水が飲める
  • メリット3.冷水と温水が使える
  • メリット4.ペットボトルゴミが貯まらない
  • メリット5.災害時の備蓄水として利用できる
  • メリット6.オシャレなインテリアとして部屋を彩る

デメリット

ウォーターサーバーを利用するデメリットには以下のようなものがあります。

  • デメリット1.サーバー本体の設置スペースの確保
  • デメリット2.なくなった水ボトルの交換が必要
  • デメリット3.水の注文ノルマ
  • デメリット4.電気代がかかる

【アンケート調査】なぜウォーターサーバーを導入したのか?

ウォーターサーバーを利用している100名の方へ「なぜウォーターサーバーの導入を決めたのか?」アンケートをとりました。

調査画面

ここでは「なぜウォーターサーバーを利用しようと思ったか」に着目してみましょう。
結果は以下です。

ウォーターサーバーを導入した理由ウォーターサーバーを導入した理由
兵庫県・男性おいしい水が飲みたかったのでウォーターサーバーを利用しようと思いました。
長野県・女性新鮮なお水が飲めるし、温かいお湯も出るので導入を決めました。
大阪府・女性子供が産まれたのでミルクを作るのに利用しました。
千葉県・男性毎回スーパーまで水を買いにいくのが大変だったから。
京都府・女性知人から、水道水の使用をやめたところアレルギー体質が改善されたという話を聞いたから。
北海道・男性子供が小さいので、キレイで美味しい水を使ってミルクなどを飲ませてあげたかったから
福岡県・女性遠方までポリタンクを積んでの水汲みの経費を考えたらウォーターサーバーを使った方が格安だと思ったので・・
神奈川県・女性スーパーに買い物に行った際に、ウォーターサーバーの実演販売をしており、ちょうど利用を検討しておりキャンペーン中で少し安くなったため、利用を決めました。

※独自のアンケート結果です。

これらはあくまで個人の感想ではありますが、どの回答を見ても、ウォーターサーバーを導入して「良かった」と実感されているのがわかります。

こちらのアンケート結果を参考に、ウォーターサーバーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ウォーターサーバーの使い方

ウォーターサーバーの使い方には、どのような利用方法があるのかご紹介します。

日常の飲料水として

ウォーターサーバーの一番便利なところは、いつでも好きなときに安心安全な冷水・温水が使えて、日常の飲料水として飲める点があげられるでしょう。

赤ちゃんのミルク作り

ウォーターサーバーの水の衛生管理対策が行われているメーカーであれば赤ちゃんのミルク作りに安心して使用することができます。

料理に使う

お米を炊く、カレーや味噌汁、煮物などの料理に使うご家庭も多いようです。
ウォーターサーバーの水はまろやかで苦みや臭みがないため、素材や調味料の味が引き立ち、より美味しい料理ができると好評です。

他には、コーヒーや紅茶、焼酎のお湯割り、インスタントラーメンにも使えます。
安全で美味しいお湯が、沸かす手間なく使えるから、急いでいる時にも重宝しますよ。

これから水道水はどうなるのか?

先にあげましたが、水道水に対する安全性が問われており国も問題視しています。そのような要因もあり今後、水道水を利用する人たちは減っていくのではないかと考えられているのです。

日本でも海外と同じように水道水は飲料水としては使わなくなり、「トイレ」「洗濯」「お風呂」「食器洗い」などの生活用水として使われるようになるかもしれません。
これからますますウォーターサーバーの需要は増えると考えられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ウォーターサーバーの普及率が日本国内ではどれほどなのか?
またサーバーを導入しようと決めた理由や水の安全性について解説してきました。

まだまだ日本のウォーターサーバー普及率は海外と比べると低いのですが、
普及率が年々上がっていることには間違いありません。

今後、水道水を利用するご家庭は少なくなり、海外と同じように水道水は飲料水としてではなく、生活用水として使われるようになるかもしれません。

ウォーターサーバーの導入を考えている方は、衛生管理対策が行われているメーカーを選び安心して利用されることをおすすめします。

水ナビでは、目的別ウォーターサーバーの選び方解説や、疑問や悩みをズバリ解決するコラム記事をたくさんご用意しています。気になるものがあればぜひご覧ください。

執筆者のプロフィール

水ナビ編集部 

これまで60社以上のメーカーを比較し、30機以上のサーバーを実際にレンタルして使ってきた水ナビ編集部が、あなたにぴったりなウォーターサーバーを見つけます。

【監修者】中倉大吾

株式会社スタークラフトの代表取締役社長を務めながら、水のスペシャリスト「アクアソムリエ」としても活動する。2013年5月からウォーターサーバーの比較メディアを運営開始。10年以上にわたってウォーターサーバー業界を見てきた豊富な知見を生かし、2019年にはより総合的でユーザーに寄り添ったウォーターサーバー比較サイトとして「水ナビ(当サイト)」を立ち上げる。また宅配水業界における正しい情報発信を推進するため、一般社団法人「日本宅配水&サーバー協会(JDSA)」の協賛会員に加盟。
※アクアソムリエは、日本アクアソムリエ協会の認定資格です。著者の所有資格について、詳細はこちらをご覧ください。またこちらからアクアソムリエ協会のプロフィールもご覧になれます。