ワンウェイウォーターとコスモウォーターの違いって何?
もしかしてワンウェイウォーターは類似品なのか…?
ワンウェイウォーターはコスモウォーターと非常に似ているため、こんな疑問をお持ちかもしれません。
結論から言えば、それぞれオススメする人は以下の通りです。
\まずは結論から!おすすめなのは?/
ワンウェイウォーターとコスモウォーターは似ていますが、それぞれ違いがあります。
記事では、宅配水・サーバーマシン・料金/価格・宅配サービスの4項目を比較して解説していきます。
※この記事の料金はすべて税込み表記です
この記事はコスモウォーターとワンウェイウォーターの比較記事です。
「コスモウォーターの口コミ・評判」および「ワンウェイウォーターの口コミ・評判」については、それぞれまとめている記事があるのであわせてご覧ください。
ワンウェイウォーターはコスモウォーターのOEM商品
ワンウェイウォーターがコスモウォーターと似ているのは、OEM商品だからです。
OEMとは他社ブランドの製品を製造することです。
ワンウェイウォーターのsmartの製造元はコスモウォーターであり、かつてコスモウォーターでも全く同じ製品を販売していました。
つまり、コスモウォーターが製造したウォーターサーバーをワンウェイウォーターのアイコンに付け替えたものが販売されているということです。
現在(2022年12月現在)コスモウォーターで販売しているウォーターサーバーは「smartプラス」というものです。
これは、ワンウェイウォーターで販売しているsmartの進化・改良版です。一方で、現在はワンウェイウォーターでも「smartプラス」が利用可能になりました。
基本的な機能などは同じですが、改良版ということもあり違いもあります。
次に、ワンウェイウォーターとコスモウォーターの違う部分と同じ部分を解説していきます。
ワンウェイウォーターとコスモウォーターの違いを比較【宅配水編】
水の種類 | ワンウェイウォーター | コスモウォーター |
---|---|---|
RO水 | 違いあり | |
【採水地】 静岡、京都 | ◯扱いなし | ×|
天然水 | 同じ | |
【採水地】 京都、大分、静岡 | ◯【採水地】 京都、大分、静岡 | ◯
ワンウェイウォーターとコスモウォーターでは、宅配水に違いがあります。
ワンウェイウォーターはRO水1種類、天然水3種類を扱っています。コスモウォーターは天然水は3種類の扱いがありますが、RO水の扱いはありません。
ワンウェイウォーターとコスモウォーターの天然水は、同じ採水地のため含まれる成分や含有量も同じです。
ただし、ワンウェイウォーターは水の種類を選べますが、コスモウォーターはお住まいのエリアによって届けられる天然水が決められているので選べません。
いろいろな味を楽しみたいという人は、水の種類が選べるワンウェイウォーターがおすすめです。
天然水とRO水
天然水とRO水は以下のように、原水や処理方法に違いがあります。
天然水はろ過や沈殿、加熱処理などで不純物を取り除きますが、自然由来の味わいを活かすため、水に含まれている成分バランスをできるだけ崩さないようにしています。
良くも悪くも「自然そのまま」を活かしたのが天然水です。
一方、RO水はRO膜(逆浸透膜)という特殊フィルターで不純物とミネラルをすべて除去した純水です。
安全性が高いのが特徴ですが、ミネラル成分も取り除いているため味気ないというデメリットもあります。
そのため、メーカーによっては人工的にミネラル成分を配合して味を調整したりします。
天然水 | RO水 | |
---|---|---|
処理方法 | 自然のミネラルをそのまま活かすため最低限の殺菌処理。 | RO膜という超微細なろ過装置で不純物とミネラルを除去。 |
成分 | カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、バナジウム、亜鉛、シリカ、カリウムなど。採水地によって含有される成分は異なる。 | 基本はミネラル成分を含まないが、人工的にミネラルを添加しているメーカーもある。 |
味 | まろやかな喉ごし、深みのあるおいしさ。 | 純水はまろやか。ミネラル配合のRO水はサッパリしている。 |
用途 | 飲用水、コーヒー、お茶、料理 | 赤ちゃんのミルク、離乳食 |
安全性 | 微量な汚染物質が含まれている場合もある。 | 測定可能な限界値においては汚染物質は含まれていない。 |
価格 | 高い | 安い |
水の「おいしい・マズイ」は主観的な要素が強いので、「天然水がおいしい」「RO水はマズイ」とは一概に言えません。
しかし、実際には天然水のほうがおいしいと感じる人が多いです。
ミネラルは水のおいしさに影響する成分であり、天然水がRO水と比べておいしいと感じるのは、このミネラルが多く含まれていることが関係しています。
RO水もミネラル配合ならおいしく飲めますが、飲みやすくするためにクセがないので、天然水のように個性ある味を求める人向けではありません。
ワンウェイウォーターのRO水は天然水!?
一般的なRO水は、元となる水が水道水か河川水です。
先述したように、RO膜で不純物を除去するので安全に飲めます。
しかし、それでも抵抗があるという人も少なからずいらっしゃいます。
そういった人にもおすすめできるのがワンウェイウォーターのRO水です。
ワンウェイウォーターのRO水は、天然水を使用しています。
「ミネラルも除去するから同じじゃないの?」と思うかもしれませんが、ワンウェイウォーターは独自製法によって天然水由来のミネラル成分を残しており、なおかつ不純物はしっかり取り除いています。
おいしさと安全面を両立した他社とは違うRO水なのです。
赤ちゃんのミルク・離乳食にはどっちがいいの?
赤ちゃんのミルク作りや離乳食のためにウォーターサーバーを置きたいという人は、ワンウェイウォーターとコスモウォーターどっちが良いのか?と頭を悩ませるところでしょう。
結論を言えば、どちらも赤ちゃんのミルクや離乳食に使用可能な軟水なので問題ありません。
ただ、より安全性を重視したいというのであればワンウェイウォーターのRO水(プラスプレミアム)が良いでしょう。
粉ミルクは、赤ちゃんに必要な栄養等がバランスよく配合されているので、そこにミネラル成分を含んだ水を使用してしまうと胃腸への負担が重くなってしまいます。
ですから、ミルク作りに使用するのは「純水のRO水」または「できるだけミネラル成分を含んでない軟水」が適しているのです。
ワンウェイウォーターもコスモウォーターもミルク作りに使用できる軟水ですが、RO水なら不純物をしっかり除去しているのでより安全です。
宅配水の成分詳細
ワンウェイウォーター プラスプレミアム
採水地 | 京都、静岡 |
---|---|
成分 | 【京都】 カルシウム:0.95mg ナトリウム:1.05mg マグネシウム:0.26mg カリウム:0.18μg 【富士】 カルシウム:0.43mg ナトリウム:0.52mg マグネシウム:0.1mg カリウム:0.04μg |
硬度 | 【京都】15mg/L【静岡】34mg/L |
ワンウェイウォーター・コスモウォーター天然水
採水地 | 静岡 |
---|---|
成分 | バナジウム:6.1μg カルシウム:1.5mg ナトリウム:1.3mg マグネシウム:0.36mg カリウム:0.16mg |
硬度 | 53mg/L |
採水地 | 京都 |
---|---|
成分 | カルシウム:0.8mg ナトリウム:0.97mg マグネシウム:0.16mg カリウム:0.05mg/L |
硬度 | 30mg/L |
採水地 | 大分 |
---|---|
成分 | 有機ゲルマニウム:0.4μg カルシウム:1.66mg ナトリウム:4.88mg マグネシウム:0.48mg カリウム:0.8mg 亜鉛:0.016mg |
硬度 | 62mg/L |
※コスモウォーターは最寄りの採水地から自宅まで直送となるので天然水の採水地は選べません。
ワンウェイウォーターとコスモウォーターの違いを比較【サーバーマシン編】
サーバーマシンが非常に似ているため、搭載している機能は全く同じように思えますが実は違いがあります。
ワンウェイウォーター | コスモウォーター | |
---|---|---|
ボトル交換方法 | 同じ 12L、バスケット使用、サーバー下部セット | |
チャイルドロック | 違いあり | |
2種類のロックパターン | 3種類のロックパターン | |
エコモード | 同じ 手動設定、6時間稼働、温水使用不可 | |
衛生機能 | 同じ ボトル圧縮構造、クリーンエア、クリーンサイクル | |
デザイン・サイズ | 違いあり | |
smart 30×34×110cm | smartプラス 30×34×110cm |
とは言え、そこまで大きな違いではないのでどちらを選んでも満足できる使用感と言っていいでしょう。
では、それぞれの機能について詳しく見ていきましょう。
ボトル交換方法
ワンウェイウォーター | コスモウォーター |
---|---|
ワンウェイウォーターとコスモウォーターは、水ボトルの交換方法に違いはありません。
どちらもサーバー下部にボトルをセットして交換するタイプです。
ボトル容量は12Lと重いですが、ボトルを持ち上げる必要がないのでラクに交換できます。
チャイルドロック
ワンウェイウォーター | コスモウォーター |
---|---|
それぞれのチャイルドロック機能を解説した動画があったのでご紹介します。
※コスモウォーターの動画ですが、ワンウェイウォーターsmartと同じです。
ワンウェイウォーターとコスモウォーターのチャイルドロック機能は微妙に違いがあります。
ワンウェイウォーターのチャイルドロックは「チャイルドロック」「チャイルドロックフリー」の2パターンあります。
これに対し、コスモウォーターは「チャイルドロックフリー」「簡易チャイルドロック」「完全チャイルドロック」の3パターンあります。
コスモウォーターの完全チャイルドロックは、操作が一切できなくなるので安全性が高いです。
抜いたキーは、子供の手が届きにくいサーバー上部に置いておくことができるので、小さい子供がいる家庭でも安心です。
エコモード
ワンウェイウォーターとコスモウォーターどちらにもエコモード機能が搭載されており、特に違いはありません。
「エコボタン」を押すことでエコモードが作動し、温水機能は停止となります。
エコモード作動中は温水は使用できなくなります。
作動開始してから6時間後に終了し、約30分後に温水が使用できるようになります。
エコモード作動中に「エコボタン」を押せば、エコモードは解除になります。ただし、この場合も約30分経たないと温水は使用できません。
衛生機能
ワンウェイウォーターとコスモウォーターには以下3つの衛生機能が備わっています。
- ボトル圧縮構造
- クリーンエア
- クリーンサイクル
「ボトル圧縮構造」は、水を使う度にボトルが縮んでいき内部に空気が入りにくい構造です。
「クリーンエア」は、タンク内に侵入する空気をクリーン処理する機能です。
ウォーターサーバーは構造上、サーバー内部に空気が入ってしまいますが、クリーンエアがあることできれいな空気しか入らないようになっています。
「クリーンサイクル」は、48時間おきにサーバー内に熱水を循環させて衛生的に保つ機能です。
以上のように、ワンウェイウォーターとコスモウォーターのサーバーマシンに搭載される衛生機能に違いはありません。
デザイン・サイズ
サーバーマシンのデザインは似通っていますが、見て分かるとおり違いますね。
どちらもボトルが見えないのでスタイリッシュですが、コスモウォーターはよりムダを省き洗練されたデザインです。
カラーも全体的に落ち着きのある雰囲気で家電っぽさがありません。
オシャレなウォーターサーバーを置きたいというのであればコスモウォーターがおすすめです。
ちなみにサイズはどちらも同じでコンパクト設計です。
横幅は30cmでA4用紙の幅があれば設置可能なので、設置場所を選ばないコンパクトさです。
ワンウェイウォーターとコスモウォーターの違いを比較【料金・価格編】
メーカー/機種 | 月額費用 | ||
---|---|---|---|
最低注文数 | 24L換算 | 48L換算 | |
ワンウェイウォーター(RO水) | 4,050円 | 2,700円 | 5,400円 |
ワンウェイウォーター(天然水) | 2,052円 | 4,104円 | 8,208円 |
コスモウォーター | 2,052円 | 4,104円 | 8,208円 |
ワンウェイウォーターのRO水とコスモウォーターの月額費用は、最低注文数ではコスモウォーターのほうが安いです。
ワンウェイウォーターのRO水は、2ヶ月で72L(6本)の購入ノルマがあるため月換算(最低注文数)で36Lとなります。
これに対しコスモウォーターは、水の購入ノルマが月2本ですが、無料の配送一時休止サービスを使えば2ヶ月ごとに2本、つまり月1本となります。
ただし、水代はワンウェイウォーターのRO水が安いので、水を使用する量が多い人はワンウェイウォーターのRO水がお得です。
一方、ワンウェイウォーターの天然水とコスモウォーターの月額費用は差がありません。
しかも、ワンウェイウォーターは3種類の天然水から選ぶことができるので、おいしい天然水を色々楽しみたいというのであればワンウェイウォーターがおすすめです。
月額費用の詳細
ワンウェイウォーター(RO水)の月額費用 |
---|
smart |
最低注文数 |
4,050円(36L) (水代:1,350円×3本)+(電気代474円) 水の購入ノルマは月3本 |
24L換算 |
2,700円 (水代:1,350円×2本)+(電気代474円) |
48L換算 |
5,400円 (水代:1,350円×4本)+(電気代474円) |
ワンウェイウォーター(天然水)の月額費用 |
---|
smart |
最低注文数 |
2,052円(12L) (水代:2,052円×1本)+(電気代474円) 配送一時休止で2ヶ月ごとに2本(24L) |
24L換算 |
4,104円 (水代:2,052円×2本)+(電気代474円) |
48L換算 |
8,208円 (水代:2,052円×4本)+(電気代474円) |
コスモウォーターの月額費用 |
---|
smart+ |
最低注文数 |
2,052円(12L) (水代:2,052円×1本)+(電気代474円) 配送一時休止で2ヶ月ごとに2本(24L) |
24L換算 |
4,104円 (水代:2,052円×2本)+(電気代474円) |
48L換算 |
8,208円 (水代:2,052円×4本)+(電気代474円) |
ワンウェイウォーターとコスモウォーターの違いを比較【宅配サービス編】
最後は水の宅配サービスの違いを比較したいと思います。
ワンウェイウォーター | コスモウォーター | |
---|---|---|
水の注文ノルマ | 違いあり | |
月換算3本(36L) ※2ヶ月で6本(72L) 【天然水】 月間2本(24L) | 【RO水】||
配送一時休止 | 違いあり | |
880円 【天然水】 無料 2ヶ月以上は880円 /月 | 【RO水】2ヶ月以上は880円 /月 | 無料|
宅配方法 | 違いあり | |
時間指定不可 サーバー設置無料 | 宅配業者時間指定不可 サーバー設置有料 | 宅配業者
水の注文ノルマ
ワンウェイウォーターとコスモウォーター、どちらも水の注文ノルマがあります。
ワンウェイウォーターはRO水と天然水で購入ノルマの本数が違うので注意が必要です。
RO水は2ヶ月で最低6本(72L)の購入ノルマがあります。注文単位は2本で、最長20日ごとの定期配送となるため月換算で3本ということになります。
天然水はワンウェイウォーターもコスモウォーターも月に2本の購入ノルマとなります。
配送一時休止
配送一時休止とは、文字通り水の配送を一時的に休止させるサービスです。
どちらも定期配送となるので、あらかじめ決めた周期で自動的に水が届けられます。
しかし、水を消費しきれていないのに新たに水が届く・・・これが続くとどんどんストックが増えていく恐れがありますよね。
そういったときに便利なのが配送一時休止です。
ワンウェイウォーターとコスモウォーター、どちらも基本的に2ヶ月未満の配送休止は無料で繰り返し利用可能です。
たとえば、今月はボトル2本購入して来月は休止、再来月にまたボトル2本購入といったように1ヶ月おきの購入ペースにすることもできます。
どちらも月間購入ノルマが2本ですが、配送休止を活用することで月間購入ノルマを1本に減らすことができます。
2ヶ月以上の休止は880円の休止手数料がかかるので注意してください。
また、ワンウェイウォーターの場合、RO水は1ヶ月目から休止手数料880円がかかります。
宅配方法
水の宅配はどちらも宅配業者が行います。
宅配業者なら土日祝日も届けてくれますし、不在時は再配達で対応してくれます。ただし、時間指定はできません。
また、ワンウェイウォーターの場合、初回のサーバー設置は宅配業者(ヤマトホームコンビニエンス)が無料で行ってくれます。※
※smartのみ対応
ワンウェイウォーターとコスモウォーターどっちが良いの?
以上、ワンウェイウォーターとコスモウォーターの違いについて解説しました。
結局、どちらのウォーターサーバーが良いのか?についてですが、これは「何を重視するか」で選ぶものが変わってくると言えます。
ワンウェイウォーターはこんな人におすすめ
ワンウェイウォーターは低価格のRO水と異なる3種類の天然水を選ぶことができます。
比較したとおり、RO水は月3本のノルマがあるものの水代が安いので、ウォーターサーバーの水をたくさん使うという人におすすめです。
たとえば、月に48Lの水を消費するという場合、ワンウェイウォーターの月額費用は約5,400円、これに対しコスモウォーターは8,208円以上と月額費用は約2,800円も安いです。
水の料金(12Lあたり) | 1,350円 | 水の種類 | RO水、天然水 |
レンタル料 | 無料 | ボトルタイプ | 使い捨て方式 |
電気代目安 | 474円~ | 配送料 | 無料 |
月額料金目安 | (36L)4,050円 (48L)5,400円 | 配送地域 | 全国 (北海道・沖縄・離島のぞく) |
※表示価格は税込です。配送は月36L~
コスモウォーターはこんな人におすすめ
コスモウォーターはワンウェイウォーターの進化版ということで、サーバーマシンの機能やデザインが勝っています。
特に、smartプラスのチャイルドロック機能は安全かつ利便性に優れているので使い勝手が良いです。
小さな子供がいる家庭では安全・安心ですし、大人だけしか使用しない環境ではストレスフリーで使用することができます。
また、コスモウォーターは製造元ということもあり信頼感や安心感があります。
サーバーマシンの機能性やデザインにこだわりたい人、安心してウォーターサーバーを使いたいという人にはコスモウォーターがおすすめです。
水の料金(12Lあたり) | 2,052円 | 水の種類 | RO水、天然水 |
レンタル料 | 無料 | ボトルタイプ | 使い捨て方式 |
電気代目安 | 474円~ | 配送料 | 無料 |
月額料金目安 | (24L)4,104円 (48L)8,208円 | 配送地域 | 全国(沖縄・離島のぞく) |
執筆者のプロフィール
水ナビ編集部
これまで60社以上のメーカーを比較し、30機以上のサーバーを実際にレンタルして使ってきた水ナビ編集部が、あなたにぴったりなウォーターサーバーを見つけます。