災害時用のお水を備蓄する方法と量を紹介!ウォーターサーバーなら日常使いもできる

水の入ったグラス

災害時に心配なことをあげると、きりがありませんよね。停電、家屋の倒壊、負傷などなど、備えておけるものから、いくら備えていても意味がないものまで、不安は様々です。 

特に記憶に新しい災害といえば、令和元年台風第15号ではないでしょうか。この台風は千葉県南部に多くの被害をもたらしました。 

この教訓を得て、2019年10月に発生した大型台風が首都圏を直撃したときは、多くの人が物資を買い求め、スーパーからは水や食料が売り切れてしまいました。 

台風のように準備時間が設けられている場合は、水や食料を買いだめできますが、地震など突然やってくる災害ではそうもいきません。 

大切なのは日ごろから水や食料の備蓄をしておくこと。しかし意外と盲点になるのが備蓄する量と方法です。例えば水ですと、2Lのペットボトルを1ケースしか備蓄していない場合、4人家族なら1.5日で全て消費してしまいます。 

なのでこのページでは、災害に備えておくため、以下の4点を紹介します。 

  • どのように水を備蓄したらいいのか 
  • どれくらいの量を備蓄したらいいのか 
  • 水を備蓄するときの注意点 
  • 備蓄におすすめのウォーターサーバー

まず初めに結論を言うと、水はあらゆる容器でたくさんの量を備蓄してください。 

持ち運びできるペットボトルはもちろん、ウォーターサーバーなどの大容量の容器でも備蓄して置くと、断水時の不安を軽くすることができます。 

しかし水の備蓄には注意点があります。こちらは後で説明するので、ぜひ最後まで読んでみてください!

【著者】キシマ  
沖縄出身、東京都在住のフリーライター。
湿気の多い角部屋に住んでいる。スターウォーズマニア。
ブログ: https://www.kishimamovie.com/
Twitter:https://twitter.com/kishimagame

災害時に必要な1日のお水の量

成人の1日に必要な水分量は2.5L。 

食事で1.0L摂取し、0.3Lは体内で作られるので、飲み水として必要な分は1.2Lになります。 

参考:厚生労働省“「健康のため水を飲もう」推進運動”

では災害時に必要な水の量はどれくらいでしょうか?首相官邸サイトによると、災害時に必要な水の量は1人1日3リットル。 

参考:首相官邸“災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~”

水は飲むだけでなく料理にも使用するので3Lは必要なんですね。もしトイレを流したり、身体を拭いたりする場合はさらに多くの水が必要になります。 

つまり3人家族だと、1日9L以上の水を用意しておかないといけません。さらに政府が推奨している災害発生時の備蓄量は、一週間分です。9L×7日分=63Lもの水を備蓄しておくのは場所も取りますし、かなり難しいですよね。 

そもそもそんな量の水を、どうやって保存したらいいのでしょうか?次の項目で紹介します。

どんな方法で水を保存したらいいのか? 

備蓄用の水は災害時、飲料・料理・手洗いに使用します。なので、保存する場合は持ち運びがしやすい500ml・2Lのペットボトル、大容量のウォータータンクなど、様々な方法で保存する必要があります。

また台風など、災害が予想される場合はバスタブ・洗濯機にも水をためておきましょう。こちらは飲み水ではなく、トイレや体拭きなど生活用水として使用します。 

しかし飲み水の保存には、注意すべき点があります。

お水を備蓄するときの注意点

水を備蓄するときの注意点、それは消費期限です。

市販されているペットボトルのミネラルウォーターだと賞味期限は1~2年。これはあくまで賞味期限なので、たとえ日にちが過ぎていても飲むことはできます。 

ですが飲んでもいいものかと不安になることや、2年ごとに水を買い替えるくらいなら、お水は長期保存可能なものを選んだ方がコストを抑えられます。

ウォーターサーバーは備蓄にもぴったり 

これまでの話をまとめると、以下の通り。 

  • 水は1人1日3L以上必要  
  • 様々な容器で保存する  
  • 水は長期保存可能なものを選ぶ 

簡単にまとめると、水はいろんな容器で、沢山の量を備蓄する必要があります。 

そこで大容量の保存にぴったりなのがウォーターサーバーです。 

ウォーターサーバーなら、普段使いしつつ、大容量の水をストックできます。また毎月新鮮なお水が届くため、消費期限を心配する必要がありません。 

災害時ペットボトルの備蓄はもちろん、ウォーターサーバーのストックがあると、水不足の心配は軽くなるのではないでしょうか。 

ウォーターサーバーを利用している方の災害時のツイートを見ると、多くの方が「お水があって良かった」と呟いています。

ウォーターサーバーは、日常使いはもちろん災害時の備蓄にもピッタリな機器なんですね。しかしウォーターサーバーは意外と種類が豊富です。では備蓄にぴったりなウォーターサーバーはどれでしょうか?

次の項目で紹介します。

災害時にも使えるウォーターサーバー

ウォーターサーバーは会社によってボトル、本来料金、水の種類が違います。

<ボトル>

リターナブルボトル

繰り返し使うボトルのこと。配達時に新しいボトルと空になったボトルを交換します

ワンウェイボトル

使い捨てタイプのボトルです。リターナブルボトルよりやや値段が高いです。

<本体>

有料レンタル

本体は毎月有料ですが、水の定期購入は不要。

無料レンタル

定期購入が前提となります。注文が無いと休止料金が取られます。

<水の種類>

天然水

RO水に比べてやや値段が高いです。最低限の細菌処理を施しています。

RO水

値段がリーズナブル。水は特殊なフィルターでろ過しています。

では災害に適したウォーターサーバーはなんでしょうか? 

本体料金、ボトルの種類はどちらでもいいですが、備蓄を考えるならRO水がおすすめです。RO水はフィルターによって不純物を取り除いているため、消費期限が1年と、天然水に比べて長く設定されています。 

またウォーターサーバーは停電時にも使えるものがおすすめ。こちらは各メーカーサイトで確認してください。

まとめ

  • 水は1人1日3L以上必要   
  • 使用用途を考え、様々な容器で保存する   
  • 水は長期保存可能なものを選ぶ  
  • 大容量で保存するなら日常使いもできるウォーターサーバーがおすすめ 

災害時にかかせない水について紹介しました。断水で不安な思いを抱えることのないよう、日ごろから水の備蓄はしておきましょう。

水ナビ編集部

これまで60社以上のメーカーを比較し、30機以上のサーバーを実際にレンタルして使ってきた水ナビ編集部が、あなたにぴったりなウォーターサーバーを見つけます。

【監修者】中倉大吾

株式会社スタークラフトの代表取締役社長を務めながら、水のスペシャリスト「アクアソムリエ」としても活動する。2013年5月からウォーターサーバーの比較メディアを運営開始。10年以上にわたってウォーターサーバー業界を見てきた豊富な知見を生かし、2019年にはより総合的でユーザーに寄り添ったウォーターサーバー比較サイトとして「水ナビ(当サイト)」を立ち上げる。また宅配水業界における正しい情報発信を推進するため、一般社団法人「日本宅配水&サーバー協会(JDSA)」の協賛会員に加盟。
※アクアソムリエは、日本アクアソムリエ協会の認定資格です。著者の所有資格について、詳細はこちらをご覧ください。またこちらからアクアソムリエ協会のプロフィールもご覧になれます。