食・歴史・景観を楽しめる街―山形県寒河江市

寒河江市は、山形県のほぼ中央に位置する街です。
最上川と寒河江川が市街地を包むように流れており、高品質の農作物が1年を通じて収穫され、これからの食欲の秋にぴったりな観光地です。

今回は、そんな豊富な土壌を持つ寒河江市の魅力やおすすめスポットについて、寒河江市観光物産協会の佐野裕介さんにお話を伺いました。

一般社団法人 寒河江市観光物産協会

佐野 裕介さん

観光課 課長

果物狩りや寺社巡りを楽しめる場所

──寒河江市の魅力はどのようなところですか?

佐野裕介さん(以下、佐野さん) 最上川・寒河江川と二つの大きな河川が流れていることで豊富な水資源に恵まれ、おいしい農産物が作られています。

とくに果物は、1年を通して様々な種類の果物が育ち、観光客の方には果物狩りが人気です。これからの時期(取材時は2023年9月)はブドウ、りんご、柿狩りなどを楽しむことができます。

また746年に建てられた国史跡慈恩寺をはじめ、歴史を感じられる寺社仏閣が点在しているのも寒河江市の特徴です。
このように、食・歴史・景観を楽しむことができるのが寒河江市の魅力です。

食欲の秋にはぜひ寒河江のおいしい農作物と様々なスポットを堪能してほしい

──おすすめスポットはありますか?また、いつ頃来るのがおすすめですか?

佐野さん 寒河江と言って一番におすすめするスポットは、東北最大級の道の駅寒河江 チェリーランドです。

ここは、寒河江市内はもちろん、県内各地のお土産が購入できるほか、観光シーズンには行列ができる『さくらんぼ会館のジェラート』、おしゃれなカフェ『chouchou』など寒河江を満喫できるスポットとなっています。河川敷公園では芋煮会が楽しめる芋煮広場もあり、寒河江のランドマーク的存在です。

その他には、2014年に国史跡に指定された慈恩寺旧境内もおすすめです。

746年に聖武天皇の勅命で開山されたとされる慈恩寺は、2014年に国史跡に指定されました。2021年には麓に慈恩寺テラスがオープンし、最新技術で慈恩寺の魅力を紹介しています。秋には彼岸花が咲き誇り、散策しながら慈恩寺の歴史を楽しく学ぶことができます。

観光におすすめの時期はさくらんぼシーズン(6月中旬~7月上旬)と秋シーズン(9月中旬~10月)です。

さくらんぼは1か月弱の短い期間の果物でかつ、傷みも早いためさくらんぼ狩りをして採れたてのさくらんぼを食べるのがおすすめです。

また、9月中旬からの秋シーズンは、ブドウやラフランス、リンゴなどの果物をはじめ、新米や里芋、秋野菜などの収穫が盛んになります。

観光客の負担にならない、楽しめる観光地にしたい

──寒河江市観光物産協会はどのような活動を行っていますか?

佐野さん 寒河江市観光物産協会の活動は、主に観光振興と物産振興の2つの振興活動です。

観光振興では、寒河江に来たいと思ってもらえるようなコンテンツを造成し、販売やプロモーションを実施しています。まだまだ知られていない寒河江の素材がたくさんあるので、それらを磨き上げ、たくさんの方に体験していただきたいです。

その他にも、寒河江に来た方の受入体制の整備も行っています。

寒河江市は山形県のほぼど真ん中に位置しており、高速道路や幹線道路が発達しているため、車のアクセスは便利ですが、鉄道利用者のアクセス向上が課題でした。

昨年度より開始した、『寒河江観光ワンコインタクシー』制度では、市内主要観光・宿泊施設間の移動がタクシー1台につき500円と大変お得で、とても評判がよく利用者も右肩上がりに増えています。

物産振興では、お隣の宮城県や姉妹都市である神奈川県寒川町へのイベント出展や、楽天ショップの運営など、寒河江の特産品を市外や県外の方に知っていただく取り組みも実施しています。

地元の人々にも重宝されるグリバーさかえ

──完全管理型の多目的水面広場と多目的芝生広場があるグリバーさがえはどのようなところですか?

佐野さん 周りの川とつながっていない完全管理型の長さ約600mの東北屈指の巨大プールのため、水のアクティビティを安全に楽しむことができます。

カヌーや水上バイク、バナナボートなどが楽しめるほか消防訓練や防災ヘリの訓練にも使用されるなど、様々な用途で活用されています。

最上川の隣に位置しており、昨年の大雨による現在復旧工事中です。来春には復旧予定ですので、復旧したらぜひ遊びに来ていただきたいです。

果物の宝石「さくらんぼ」

──寒河江市はブランド品種である佐藤錦(さくらんぼ)の産地ですが、佐藤錦の特徴や味わいを教えてください。

佐野さん 佐藤錦は、甘さと酸味のバランスがとても良い品種です。全国でも一番流通している品種になるので、お住まいの地域でも見たことはあるかと思います。現在では、佐藤錦より粒が大きく酸味の少ない『紅秀峰』や、500円玉サイズの新品種『やまがた紅王』も注目されており、様々なさくらんぼの品種を楽しむことができます。

寒河江市はさくらんぼだけでなく、数多くの農作物の産地

──さくらんぼ以外にもおすすめの農作物があれば教えてください。

佐野さん 寒河江市は、先ほどもお話ししたように、さくらんぼだけでなく様々な農作物の産地です。

ぶどうやラフランス、桃やリンゴなどの果物をはじめ、お米や野菜、里芋などもおススメです。

特に、里芋(子姫芋)と食用菊(もってのほか)は寒河江市の伝統野菜としてブランド化を進めており、市や地元高校生、商工会などが連携しレシピ開発なども行っています。

美肌効果が期待できるバラ風呂

──寒河江温泉のバラ風呂も有名ですが、どのような泉質ですか?

佐野さん 泉質は「美人の湯」と呼ばれる炭酸水素塩温泉で、美肌効果が期待できます。お湯は淡く茶褐色・透明で少しぬめりを感じますが、あっさりとして湯上り後はさっぱりとした清涼感があります。

硫黄のにおいはしないので、温泉の独特な匂いが苦手という方でも楽しむことができますよ。

また、寒河江温泉の宿泊施設は源泉かけ流しなので、湧き出た温泉そのものを堪能することができます

まとめ

今回の取材を通し、寒河江市の魅力やおすすめスポット、特産品を多く知ることができました。

また、寒河江市観光物産協会が地元の観光施設などと協力をして寒河江市ならではの観光プランを企画立案し、PRまで行い、おもてなしの心で観光客誘致に取り組んでいる姿に感銘を受けました。

秋の行楽シーズン、ぜひ山形県寒河江市を訪れてみてはいかがでしょうか?

一般社団法人 寒河江市観光物産協会

990-0523 山形県寒河江市大字八鍬字川原919-8
TEL:0237-86-8866
FAX:0237-85-1270

この記事の執筆者

大久保 さやか

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