健康意識やエコ意識が高まり、マイボトルを持ち歩く人が増えています。
しかし、中には「興味はあるけれど何を買えばいいのか分からない」「マイボトルを買ったけれどシックリこない…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は「石井スポーツヨドバシ横浜店」の佐藤 洸(さとう こう)さんに、【販売員が選ぶおすすめのマイボトル】を5つ教えてもらいました。
知られざる名作が登場します。ぜひマイボトル選びのご参考にしてくださいね。
石井スポーツ 横浜店
佐藤 洸さん
販売員
【nalgene】広口1.0L Tritan Renew
──よろしくお願いいたします。佐藤さんはこれまで販売員としてさまざまなマイボトルを見てきたかと思います。その中で、「これはいい!」と思った製品をぜひ教えてください!
佐藤 洸氏(以下 佐藤さん)よろしくお願いいたします。まず、私がおすすめしたいのは、nalgene(ナルゲン)というニューヨークの保存容器メーカーが販売している「広口1.0L Tritan Renew」という商品です。
nalgeneは、いろいろなメーカーとコラボしているメーカーなので、見たことがあるという人も多いと思います。
独自に開発したキャップシステムは、高い気密性を誇っており、パッキンがないのでとても洗いやすく衛生的です。漏れがないので携帯性にも優れています。
──他社製品と比較して、どのような特長がありますか?
佐藤さん 他のボトルと比べても軽量だと感じますね。とにかく軽くて持ち運びもしやすく、さらにカラーバリエーションも豊富です。カラーにこだわりを持っている方にはぴったりの製品だと思いますね。
またサイズ感が豊富なのも特長です。ヨドバシカメラ.comでは、1リットルのものだけではなく、0.5リットルから1.5リットルを含めた8つのバリエーションを用意しています。
──お客様へはどのようにおすすめしていますか?
佐藤さん 口が大きいので、使った後に洗うのが楽だという点と、いろいろな飲み物を入れても匂いが残りずらいという2点をおすすめしています。
また飲み物だけではなく、お米やナッツ、ドライフルーツなどを入れる容器としても使えます。最近は、普段使いだけではなくキャンプ用として購入される方も多く、いろいろな用途にもおすすめできます。
【Dometic】ステンレス製携帯用魔法瓶
佐藤さん 次におすすめするのが、Dometic(ドメティック)という北欧ブランドの「ステンレス製携帯用まほうびん」です。
Dometicは、クーラーボックスのイメージが強いのですが、マイボトルもあるということで最初は驚きました。見た目は、さすが北欧らしいスタイリッシュなデザインです。
──クーラーボックスのイメージがあるということですが、その技術力も生かされていると感じますか?
佐藤さん そうですね。保冷力は他の物と比べても高いと思います。
さらに保温の機能も優れています。ステンレス製なのですが、二重構造になっており、内瓶は銅メッキ加工なので放熱を防ぎます。また軽量なので、持ち運びも苦になりません。全体的に、バランスが良い製品だと思いますね。
──メンテナンスはどうでしょうか?
佐藤さん 食器洗い乾燥機も使用できるので、メンテナンスは楽々です。
ステンレス製は強度が強く、腐食しにくい点も特長です。ガシガシ使っても、問題ありません。耐久性があるのでキャンプなどのアウトドアをメインに使う方には、とくにおすすめです。
個人的にキャンプのときに鶏ガラスープの素をいれてスープを持っていきます。液漏れも無く、保温性に優れているので暖かいスープが楽しめますよ。
──その他の特徴はありますか?
佐藤さん こちらは「BPA Free」という特徴があります。
BPAとは、プラスチック製品に含まれている化学物質のことです。人体への悪影響が懸念されており、「BPA Free」という商品は、そのBPAが含まれていないという証明になります。
【STANLEY】GROWLER
佐藤さん 次におすすめするのは、STANLEYというメーカーの「GROWLER」です。
STANLEYは、創業100年を超える老舗のメーカーで、保湿保冷技術に優れています。特にGROWLERは“炭酸”が入るのが特長です。こういったマイボトルで炭酸OKなのは、珍しいと思いますね。
──たしかに珍しいですね。炭酸は抜けないのでしょうか?
佐藤さん はい、そうです。密閉度が高いのでビールを入れることもできます。
もともと「量り売りのビールを入れるアイテム」として販売されているので、ビールの持ち運びに最適です。真空断熱二層構造なので、中身を冷たく保つこともできます。開口部が約6cmと大きく、大き目の氷が入れられるのも特長です。出先で冷たい炭酸を楽しむこともできますよ。
──夏にぴったりの製品ですね!
佐藤さん はい、そうなんです!さらに18/8ステンレスを使用しており、頑丈でさびにくいのでアウトドアにも適しています。少し重厚感があるので、車で行くようなオートキャンプにおすすめです。
【THERMOS】FFX-501
佐藤さん 4番目におすすめしたいのは、THERMOSというメーカーの「FFX-501」です。
こちらは山専用として作られており、耐久性にすぐれています。はじめて見たときは武骨なデザインがとてもカッコいいと思いました。衝撃が強そうなイメージを持ちました。
──「山専用」というのは、どういう機能が理由なのでしょうか?
佐藤さん 山の厳しい条件に対応した機能が揃っています。
まず、しっかり握れるボディリングに、衝撃に強い底カバー、さらに保湿力と耐久性を高めているのが「山専用」の理由です。
とくに高い保湿力があり、6時間後でも77度をキープしていたという結果もあるそうです。秋や冬の登山に行く際には、ぜひ一緒に持っていて欲しい製品です。ガシガシ使っても壊れない、万能ボトルです。
──他の製品と比べてどのような特徴がありますか?
佐藤さん もともとTHERMOSは、保冷力に優れているイメージがあったのですが、FFX-501も実際に使ってみると保冷力に優れていると感じましたね。
とくにグリップがしっかりとしているので、弱い力でも簡単にふたを開けることができます。パッキンなども多く出回っているので、長く使えますよ。
【ハイドロフラスク】18 oz Standard Mouth
佐藤さん 最後におすすめするのが、「ハイドロフラスク」というメーカーの「18 oz Standard Mouth」です。
こちらはデザインがスマートかつ、保冷力に優れているのが特長です。ハイドロフラスクは、さまざまな水筒を販売しており、保冷力に優れているのが特長のメーカーです。
──デザインがとてもスタイリッシュですね!
佐藤さん そうですね、デザイン性でも人気があります。
細身のボディーで表面がマット加工となっており、持ちやすいのも特長です。蓋にフックがあるので、鞄の奥に入れても取り出しやすくなっており、鞄の隙間に入りやすいということで会社用や学校用として購入される方も多いです。
プレゼント用として購入される方もいらっしゃいますね。
──その他の機能面はどうでしょうか?
佐藤さん アウトドアにもおすすめです。18/8ステンレスを使用したステンレス製なので頑丈です。
二重の真空断熱構造となっています。そのため温度差により、表面が結露することもありません。
保冷時間は最大で24時間、保温時間は最大で6時間と機能面でも優れています。また飲み口が細いので、冷えづらく、冷めにくいデザインです。色の種類が豊富なので自分好みのカラーを選べるのもおすすめポイントですね。